鯨に鯱
つきまとって害を与えることのたとえ。また、つきまとって離れないことのたとえ。
くじらあぶら【鯨油】
鯨から採取した油。灯火用などにした。げいゆ。
くじらおび【鯨帯】
昼夜帯 (ちゅうやおび) のこと。鯨の黒い背と白い腹の感じに似ているところからの名。
くじらざ【鯨座】
南天の大星座。12月中旬の午後8時ごろ南中する。明るい星はないが、長周期変光星のミラを含む。学名 (ラテン)Cetus
くじらざし【鯨差(し)】
「鯨尺」に同じ。
くじらじゃく【鯨尺】
江戸時代から、反物を測るのに用いられてきた和裁用の物差し。曲尺 (かねじゃく) の1尺2寸5分(約38センチ)を1尺としたもの。また、その長さ。もと鯨のひげで作られた。鯨差し。くじら。
くじらじる【鯨汁】
鯨の脂肪層の肉を入れて仕立てた味噌汁。すす払いの夜に食べるとされる。《季 冬》
くじらとり【鯨取り】
鯨を捕らえること。また、それを職業とする人。捕鯨。いさなとり。
くじらのし【鯨熨斗】
鯨の筋肉を打ってのばし、乾燥させたもの。酢に漬けたり吸い物にしたりして食べる。福岡県博多の名産。
くじらひげ【鯨鬚】
ヒゲクジラ類の上あごから生えている櫛 (くし) の歯状の角質の板。口にふくんだ水からオキアミや小魚などをこし分ける働きをする。工芸品の材料にした。ひげ板。