後がない
もうこれ以上、後ろにはさがれない。これ以上は負けられない。「—・い立場に立たされる」
後から後から
ある事柄が次々と続いて起こるようす。「—問題が発生する」
後に引けない
やめられない。また、譲歩できない。「自分で言い出した手前、—◦なくなった」
後にも先にも
以後にも以前にも。珍しいことを強調する言葉。「—聞いたことがない」
後の雁が先になる
後輩が先輩を追い越して出世したり、若い者が先に死んだりするなど、あとのものが先のものを追い越すことにいう。
後は野となれ山となれ
目先のことさえなんとか済めば、あとはどうなってもかまわない。
後へも先へも行かぬ
動きがとれない。どうすることもできない。にっちもさっちも行かぬ。
後を引く
1 余波がいつまでも続いて、きまりがつかない。尾を引く。「三年前の事故が—・く」 2 いつまでも欲しい感じが残る。「ピーナッツは食べだすと—・く」
跡訪う
1 行方をたずねる。「浜千鳥のほかは—・ふものもなかりけり」〈平家・三〉 2 死後を弔う。「おのづからのこりて、—・ふ人もさすがあるらめど」〈右京大夫集・詞書〉
跡を追う
1 追いかけていく。 2 関係の深かった人の死に続いて死ぬ。また、亡くなった人を慕って自らも命を絶つ。「愛する人の—・う」 3 先人の手本に従う。「師の—・う」 [補説]「後を追う」とも書く。