員に備わる
人数の中に加わる。「来るべき内閣の—・る」〈魯庵・社会百面相〉 [補説]「員に備わるのみ」などの形で、その中に加わっているだけで実際には役に立っていないことをいう場合がある。
員に備わるのみ
員数には入っているが、役にたたない。実権を持っていない。
陰に籠もる
1 表に現れず心の中にこもる。「—・る性格」 2 陰気なようすである。「—・った声」
陰に陽に
あるときはひそかに、あるときは公然と。陰 (かげ) になり日向 (ひなた) になり。「—力になる」
韻を押す
⇒韻を踏む
韻を探る
多人数が集まって詩を作るとき、各人が韻字本を無心に開き、そこに出た韻字をその人の詩の韻とする。探韻 (たんいん) する。「貴ぶ所これ賢才といふ題にして—・らるることあり」〈神皇正統記・村上〉
韻を踏む
同韻の字を詩句の特定の場所に用いる。韻を押す。→韻