かわらいたべい【瓦板塀】
下部を平たい瓦で張り、上部を板張りとした塀。
かわらがま【瓦窯】
瓦を焼くかまど。土を半球形に盛り上げて中空にし、開口部を設けたもの。かわらや。
かわらがよい【河原通ひ】
江戸時代、京都四条河原の芝居町・茶屋町へ芝居見物と称して若衆買いに通うこと。「毎日の—に」〈浮・胸算用・三〉
かわらぎょう【瓦経】
経典を後世に伝えるために、両面に経文を彫りつけて焼いた瓦。埋経 (まいきょう) に用いる。平安中期、末法思想の高まりによって作られるようになったといわれる。経瓦 (きょうがわら) 。がぎょう。
かわらくぎ【瓦釘】
屋根瓦がすべり落ちるのを防ぐために打つ釘。
かわらげ【川原毛/瓦毛】
馬の毛色の名。灰白色・黄白色で、たてがみ・下肢・ひづめが黒いもの。
かわらけつめい【河原決明】
マメ科の一年草。原野や道端に生え、高さ30〜60センチ。葉は羽状複葉。8〜10月、黄色の小花をつけ、広線形の豆果ができる。全草を茶の代わりにする。ねむ茶。豆茶。浜茶。
かわらこじき【河原乞食】
《歌舞伎が近世初期の京都四条河原の興行に起源するところから》歌舞伎役者などを卑しめていった語。河原者。
かわらざ【瓦座】
軒先の敷平 (しきひら) 瓦の滑り止めとして、野地 (のじ) に打ち付ける細長い材木。
かわらさいこ【河原柴胡】
バラ科の多年草。海辺や河原の砂地に生え、高さ30〜50センチ。茎に長い毛がある。葉は羽状複葉で、小葉はさらに羽状に切れ込み、裏面に白い毛がある。夏、黄色の5弁花を開く。