きゅうせいきびょういん【急性期病院】
急性疾患や慢性疾患の急性増悪などで緊急・重症な状態にある患者に対して入院・手術・検査など高度で専門的な医療を提供する病院。→慢性期病院
きゅうせいこうまくがいけっしゅ【急性硬膜外血腫】
頭部の外傷などにより、硬膜の血管が損傷し、頭蓋骨と硬膜の間で出血が起こり、短時間で血腫ができた状態。血腫が脳を圧迫し、頭痛・嘔吐などの症状が現れる。血腫が大きくなると、意識障害をきたす。頭蓋内血腫の一つ。→急性硬膜下血腫 →硬膜外血腫 →慢性硬膜外血腫
きゅうせいこうまくかけっしゅ【急性硬膜下血腫】
頭部の外傷などにより、硬膜と脳の間で出血が起こり、短時間で血腫ができた状態。外傷による脳の損傷、または血腫の増大に伴って脳が圧迫されることにより、意識障害などの症状が現れる。脳動脈瘤破裂など外傷以外の原因で起こる場合もある。→硬膜下血腫 →慢性硬膜下血腫 →急性硬膜外血腫
きゅうせいこきゅうきしょうじょう【急性呼吸器症状】
鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳、発熱・悪寒のうち二つ以上の症状を呈する状態。風邪やインフルエンザなどで見られる症状。
きゅうせいアレルギーショック【急性アレルギーショック】
⇒アナフィラキシーショック
きゅうせいのうしょう【急性脳症】
原因不明の中枢神経障害。突然に発症し、高熱・痙攣 (けいれん) などの症状があり、重くなると意識不明となり死亡する。
きゅうせいえんしょうせいたはつニューロパチー【急性炎症性多発ニューロパチー】
⇒ギランバレー症候群
きゅうせいしょうがい【急性障害】
⇒急性放射線障害
きゅうせいひばく【急性被曝】
短時間の被曝。一方、長期間にわたる被曝は慢性被曝という。放射線量の総量が等しい場合、急性被曝の方が慢性被曝に比べて人体への影響は大きくなる。
きゅうせいほうしゃせんしょうがい【急性放射線障害】
放射線障害のうち、放射線に被曝した後、数週間以内に症状が現れる障害。短期間に大量の放射線を浴びた場合に生じるもので、吐き気・倦怠感・下痢に始まり、皮膚障害・不妊・造血臓器の機能不全などを起こす。急性障害。早発性障害。→晩発性障害 [補説]100シーベルト以上の放射線を一度に全身に浴びると中枢神経の障害のため短期間で死亡、約4シーベルトでは造血組織の障害のため半数が30日以内に死亡、0.5〜0.75シーベルトでは白血球の一時的な減少がみられ、0.25シーベルト以下であれば臨床症状はほとんど発生しないとされる。