死馬の骨
かつてはずばぬけていたが、今は価値のなくなってしまったもののたとえ。
死馬の骨を五百金に買う
《「戦国策」燕策から》凡人をまず優遇しておけば、やがて賢者が自然と集まって来る。死馬の骨を買う。
駟馬も追う能わず
《「説苑 (ぜいえん) 」説叢から》一度口に出した言葉は、もう取り返しがつかない。言葉を慎むべきことのたとえ。駟も舌に及ばず。
しばしろう【斯波四郎】
[1910〜1989]小説家。山口の生まれ。本姓、柴田。毎日新聞に入社、週刊誌の編集に従事。「山塔」で芥川賞受賞。他に「愛と死の森」「月曜日の憂鬱 (ゆううつ) 」「含羞 (がんしゅう) の花」など。
しばそのめ【斯波園女】
[1664〜1726]江戸中期の女流俳人。伊勢の人。医師の夫、斯波一有とともに芭蕉の門下。夫の没後、江戸に出て榎本其角 (えのもときかく) らと交際。著「菊の塵」「鶴の杖」など。
しばたかつね【斯波高経】
[1305〜1367]南北朝時代の武将。越前・若狭の守護。足利尊氏に従い、新田義貞を越前藤島で滅ぼす。後に子の義将を管領とし、その後見として幕府の実権を握るが、佐々木高氏らの讒言 (ざんげん) により失脚。
しばよしかど【斯波義廉】
室町中期の武将。室町幕府の管領。斯波氏を継いで、越前・尾張・遠江 (とおとうみ) の守護職となった。のち、義敏と家督を争い、応仁の乱の一因を作った。生没年未詳。
しばよしとし【斯波義敏】
[1435〜1508]室町中期の武将。斯波義健 (しばよしたけ) の没後その養子となったが、重臣の朝倉・織田らと合わず、家督を退けられた。のち、義廉 (よしかど) と家督を争い、応仁の乱の一因を作った。
しばよしまさ【斯波義将】
[1350〜1410]室町前期の武将。室町幕府の管領。足利義詮 (あしかがよしあきら) ・義満・義持の3代の将軍に仕え、幕府の基礎固めに尽力した。