つくりばな【造り花】
紙や布地などで花の形に似せて作ること。また、その花。ぞうか。
つくりばなし【作り話】
ないことをいかにも本当らしく作った話。また、事実ではなく想像で作った話。うその話。「—にまんまとのせられる」
つくりひげ【作り髭】
1 髭のない人が髭のあるように見せるためにつけるもの。かりひげ。つけひげ。 2 昔、蝋 (ろう) と松脂 (まつやに) をまぜたものをつけて髭の形をととのえたもの。 3 江戸時代、奴 (やっこ) などが鍋墨や紙で顔につけた髭。「—の奴 (やっこ) に草履もたすなど」〈浮・一代女・二〉
つくりびたい【作り額】
額ぎわの毛を抜いたりそったりして、形よく作った額。
つくりびと【作り人】
1 作った人。作者。つくりぬし。つくりて。 2 農作物を作る人。百姓。
つくりびょうき【作り病気】
偽って病気であるかのようなふりをすること。つくりやまい。仮病 (けびょう) 。「見す見す—と知れていても」〈魯庵・社会百面相〉
つくりぶみ【作り文】
内容をいつわって書いたり、人の名をかたって書いたりしたような、にせの手紙。「ある日—して持たせやるに」〈浮・諸艶大鑑・五〉
つくりぼとけ【作り仏】
木や石などで作った仏像。「めでたきもの…—の木画 (もくゑ) 」〈枕・八八〉
つくりまなこ【作り眼】
1 わざといつもと違う目つきをすること。「臂 (ひぢ) を張り、—する者にてぞあるらんと覚えたる武士七八人」〈太平記・三九〉 2 色目をつかうこと。「—して召し使ひの女などに言葉やさしくかけて」〈浮・新可笑記・三〉
つくりまゆ【作り眉】
まゆをそり落として、墨でまゆの形をかくこと。また、そのまゆ。昔、既婚の女性が行ったもの。