むえんかやく【無煙火薬】
黒色火薬に比べて、発煙量が非常に少ない火薬。ニトロセルロース・ニトログリセリンなどを用いた火薬をいう。
むえんしょうゆ【無塩醤油】
食塩を含まない醤油。糖尿病・腎臓病などの患者に使用される。塩味は塩化カリウムや塩化アンモニウムによる。
むえんしょく【無塩食】
腎臓病などで用いる、食塩の使用量を極度に制限した食事。
むえんたん【無煙炭】
最も炭化度の進んだ石炭。揮発性物質や不純物が少なく、燃焼時に発煙しない。燃料や練炭・コークスの原料、電極・カーバイド原料などに使用。
むえんづか【無縁塚】
弔う縁者のない死者のための墓。万人塚。無縁塔。→無縁墓
むえんでら【無縁寺】
無縁仏を弔うための寺。むえんじ。
むえんのじひ【無縁の慈悲】
一切平等に衆生を救おうとする、仏の慈悲心。
むえんばか【無縁墓】
1 「無縁塚」に同じ。 2 管理する縁故者のいなくなった墓。無縁墳墓。
むえんふんぼ【無縁墳墓】
法律で、管理する縁故者のいなくなった墓。墓の管理者に対して名乗り出るよう告示し、1年以内に申し出がなければ無縁とみなされる。無縁墓。
むえんほうかい【無縁法界】
1 仏語。法界のすべて。無差別平等の世界。 2 縁もゆかりもないこと。また、その人。「—の客に身をまかすをもって」〈浮・禁短気・五〉 3 でたらめ。「帳付けにそのまま—を書くなよと」〈浄・手習鑑〉