エチルアルコール【(ドイツ)Äthylalkohol】
糖類のアルコール発酵によって生成する無色で芳香性のある液体。揮発性が強く燃えやすい。酒類の主成分。日本酒で15〜16パーセント、ぶどう酒で7〜14パーセント、ビールで3〜4パーセント、ウイスキーなどの蒸留酒で35〜55パーセント含まれる。また、不凍剤・医薬品などに使用。分子式C2H6O 示性式CH3CH2OH アルコール。酒精。エタノール。 [補説]近年、ガソリンなどに代わる自動車燃料として注目され、研究が進んでいる。→バガス →バイオエタノール
エチルエーテル【(ドイツ)Äthyläther】
エチルアルコールを濃硫酸によって脱水して得られる、無色で特異臭のある液体。揮発性と引火性が強い。麻酔剤や溶剤として使用。化学式(C2H5)2O エーテル。
エチルエステル【(ドイツ)Äthylester】
エチルアルコールが有機酸や無機酸とエステル結合した化合物。芳香があり、水に溶けにくく有機溶媒に溶けやすい。
エチルガソリン【ethyl gasoline】
アンチノック剤として4エチル鉛を加えたガソリン。オクタン価が高い。
エチルターシャリーブチルエーテル【ethyl tertiary-butyl ether】
エタノールとイソブチレンを合成して製造する含酸素燃料。水分と結合しにくく、ガソリンと分離しにくいなどの特性をもつ。ガソリンに配合して自動車の燃料などに使われるが、車体や人体への影響・安全性が確認されていないことなどから、低混合比率で使用されている。サトウキビなどに由来するバイオエタノールとイソブチレンを合成したバイオETBEをガソリンに配合した燃料はバイオガソリン(バイオETBE配合)と称され、バイオマス燃料の一つとされる。ETBE。 [補説]1992年にフランスで開発され、日本では平成21年(2010)から本格的に導入されている。
エチルき【エチル基】
⇒エチル