コバルトいろ【コバルト色】
空色。淡い群青色。コバルトブルー。
コバルトか【コバルト華】
コバルトの鉱物。砒素 (ひそ) を含む化合物で、赤色・桃色・灰白色を呈する。単斜晶系の結晶。
コバルトガラス【cobalt glass】
青色着色剤として酸化コバルトを使った色ガラス。装飾品やフィルター、高温作業用の保護眼鏡などに用いられる。
コバルトクラスト【cobalt crust】
⇒コバルトリッチクラスト
コバルトグリーン【cobalt green】
酸化コバルトと酸化亜鉛から製する緑色顔料。また、その色。絵の具などに用いる。
コバルトばくだん【コバルト爆弾】
外側をコバルトで覆い、核爆発によって生じるコバルト60の放射能で殺傷力を高めようとする核爆弾。
コバルトブルー【cobalt blue】
酸化コバルトと酸化アルミニウムから製する青色顔料。また、その色。絵の具や合成樹脂・陶磁器の着色剤などに使用。
コバルトろくじゅう【コバルト六〇】
天然の質量数59のコバルトを原子炉に入れて中性子を吸収させると得られる、質量数60のコバルト。人工の放射性同位体で、半減期は5.2年。強いγ (ガンマ) 線を出すので、γ線源として理化学・工学・生物学・医学などに利用される。
コバルトリッチクラスト【cobalt rich crust】
《crustは、固い外皮、地殻の意》深海底鉱物資源の一。海底の基盤岩を覆うアスファルト状の酸化物であり、厚さは数ミリから十数センチメートル。水深800〜2400メートルの海山や海台に分布。マンガン・銅・ニッケル・コバルトなどの有用金属を含有する。マンガンクラストの一種であり、コバルトの含有量が1パーセントを超えるものをさす。コバルトクラスト。
コバルトさんリチウム【コバルト酸リチウム】
炭酸リチウムと酸化コバルトの高温焼成によって生成する黒色粉末。リチウムイオン電池の正極材料に用いられる。化学式LiCoO2