みつばあおい【三つ葉葵】
紋所の名。3枚のアオイの葉先が中心で出あうように組み合わせて図案化したもの。徳川氏などの紋所。三つ葵。葵巴。
みつばあけび【三葉木通/三葉通草】
アケビ科の蔓性 (つるせい) の落葉低木。葉は卵形の3枚の小葉からなる複葉。4月ごろ、黒紫色の雄花と雌花とをつける。実はアケビに似て、紫色に熟して裂け、白い果肉がのぞく。実は食用、つるはかごなどを作る。
みつばうつぎ【三葉空木】
ミツバウツギ科の落葉低木。山林中に自生。葉は対生し、先のとがった長卵形の3枚の小葉からなる。初夏、白い5弁花を円錐状につけ、花はあまり開かない。実は矢羽根形で薄い。若葉は食用になる。こめのき。
みつばおうれん【三葉黄蓮】
キンポウゲ科の常緑多年草。高山の樹下などに生える。葉は倒卵形の3枚の小葉からなる複葉。夏、高さ約10センチの花茎を伸ばし、白い花を1個開く。
みつばがしわ【三つ葉柏】
紋所の名。カシワの葉3枚を葉柄を中心に三方にひろげた形に図案化したもの。
みつばぜり【三葉芹】
ミツバの別名。《季 春》「母の忌の目の中にほふ—/不死男」
みつばつつじ【三葉躑躅】
ツツジ科の落葉低木。関東・中部地方の山地に自生。葉は菱形に近い卵形で、枝先に3枚ずつつく。4、5月ごろ、葉の出る前に紫色の漏斗状の花を横向きに開く。庭木にする。