上等（じょうとう）とは？意味・読み方・使い方

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じょう‐とう〔ジヤウ‐〕【上等】
の解説

［名・形動］

１物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。「—な品」⇔下等。

２申し分がないさま。結構。上出来。満足。「マラソンで10着に入れば—だ」

３等級が上であること。等級が上のもの。
1. 「船賃は—にて十円か十五円」〈福沢・福翁自伝〉

[補説]2は、「喧嘩上等」「左遷だって。上等じゃないか」のように、一般には避けるのが普通の物事に向こう見ずに飛びついたり、落胆するような場面でそれがどうしたと居直ったりする気分で使うことがある。

[派生]じょうとうさ［名］

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

上等の例文(30)

出典：青空文庫

･･･見した所でも、決して上等な洋服ではないらしい。――その老紳士が、･･･芥川竜之介「西郷隆盛」
･･･云う、おとなしい江木上等兵だった。が、そのおとなしい上等兵が、こ･･･芥川竜之介「将軍」
･･･っている絵具は舶来の上等のもので、軽い木の箱の中に、十二種の絵具･･･有島武郎「一房の葡萄」

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