ゆうせいがく【優生学】
人類の遺伝的素質を向上させ、劣悪な遺伝的素質を排除することを目的とした学問。1883年、英国のF=ゴルトンが提唱。ユージェニックス。
ゆうせいしゅじゅつ【優生手術】
生殖腺を除去することなしに、生殖を不能にする手術。優生保護法に基づいて行われた。精管や卵管の結紮 (けっさつ) などの方法を用いる。断種。
ゆうせいほごほう【優生保護法】
優生学上の見地から不良な子孫の出生を防止し、母体の健康を保護することを目的として、優生手術・人工妊娠中絶・受胎調節の実地指導などについて規定していた法律。昭和23年(1948)施行、平成8年(1996)に優生思想に基づく部分を削除した「母体保護法」に改正・改題。→母体保護法
出典:gooニュース
旧優生保護法めぐる訴訟 熊本の原告2人和解成立 福岡高裁
旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたのは違憲などとして、熊本県在住の70代の男女が国に損害賠償を求めた裁判は7日、和解が成立しました。 和解は午後3時すぎ、福岡高裁で成立しました。全国の原告団と国が9月に交わした合意書に基づき、国が原告2人にそれぞれ1500万円の慰謝料を支払うということです。
旧優生保護法に基づく不妊手術強制、2件の訴訟で和解…福岡高裁
旧優生保護法に基づく不妊手術を強制されたなどとして、熊本県内の男性(79歳で死去)の親族と女性(78)が損害賠償を求めた2件の訴訟は7日、福岡高裁(松田典浩裁判長)で和解が成立した。国と原告側が9月に調印した和解合意書に基づき、国が謝罪をした上で慰謝料など計約4300万円を支払う。
旧優生保護法訴訟、兵庫訴訟も”和解成立”全国7件目 「あってはならぬ人権侵害」国が謝罪
兵庫ではこれまでに、計5人が第1、2次訴訟を起こしたが、最高裁は「旧優生保護法は違憲」だとして国に賠償を命じ、確定した。
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