さんとうかんぷもんだい【山東還付問題】
1915年(大正4)の対華二十一箇条要求の中の山東省におけるドイツ権益継承をめぐって起きた日本・中国間の紛争。1922年のワシントン会議で、旧ドイツ権益のほとんどが中国に回収されて解決した。
さんとうきょうざん【山東京山】
[1769〜1858]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、岩瀬百樹 (いわせももき) 。京伝の弟。篆刻 (てんこく) を本業としながら、合巻「復讐妹背山 (かたきうちいもせやま) 物語」「教草女房形気」、風俗考証「歴世女装考」などを著した。
さんとうきょうでん【山東京伝】
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒 (いわせさむる) 。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演 (まさのぶ) と名乗る。のち、戯作に筆をふるった。寛政の改革で洒落本が発禁になり、手鎖 (てぐさり) 50日の刑を受け、以後は読本を書いた。洒落本「通言総籬 (つうげんそうまがき) 」「傾城買四十八手」、黄表紙「江戸生艶気樺焼 (えどうまれうわきのかばやき) 」、読本「桜姫全伝曙草紙」、考証随筆「骨董集」など。
さんとうさい【山東菜】
アブラナ科の越年草。ハクサイに似るがやや大形で、緩く結球する。葉を煮物や漬物にする。中国山東省の原産で、日本に明治初年に渡来。山東白菜。さんとうな。
さんとうしゅっぺい【山東出兵】
昭和2〜3年(1927〜1928)三次にわたって、田中義一内閣が在留邦人保護の名目で中国山東省に出兵した事件。国民革命軍の北伐阻止を真の目的とし、第二次出兵のさいには済南事件を引き起こして中国の反日感情を増大させた。
さんとうしょう【山東省】
⇒山東
さんとうな【山東菜】
サントウサイの別名。
さんとうはくさい【山東白菜】
サントウサイの別名。
さんとうはんとう【山東半島】
中国山東省の東部、黄海と渤海 (ぼっかい) との間に突き出た半島。南に青島 (チンタオ) 、北に煙台・威海などの良港がある。柞蚕 (さくさん) 繭を特産。
さんとうは【山東派】
自由民主党の派閥の一。番町政策研究所の平成27年(2015)以降の通称。大島派を山東昭子が継承したが、平成29年に為公 (いこう) 会に合流し志公 (しこう) 会を結成した。