とこよのかみ【常世の神】
[連語]常世の国2の神。長寿・富などを授けるとされる。「太秦 (うつまさ) は神とも神と聞え来る—を打ち懲 (きた) ますも」〈皇極紀・歌謡〉
とこよのくに【常世の国】
[連語] 1 死者の行く永遠の世界。黄泉 (よみ) の国。 2 古代、海のかなたにあると考えられた不老不死の国。
とこよのながなきどり【常世の長鳴き鳥】
鶏 (にわとり) の別名。「—を集めて鳴かしめて」〈記・上〉
とこよもの【常世物】
《常世の国2から田道間守 (たじまもり) が持ち帰ったと伝えられるところから》橘 (たちばな) の古名。「—この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」〈万・四〇六三〉