御寮人（ごりょうにん）とは？意味・読み方・使い方

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ごりょう‐にん〔ゴレウ‐〕【御寮人】
の解説

１中流町家の娘または若い妻。主として上方で用いられる。ごりょうにんさん。ごりょうはん。ごりょんさん。
1. 「ああ、—さん、お出でやす」〈上司・鱧の皮〉

２貴人の子息・息女をいう尊敬語。室町時代以降、特に息女の意に用いる。また、人名に付いて接尾語的にも用いる。御寮。
1. 「米市—は承り及うだ美人で御座るに依って」〈虎寛狂・米市〉

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

御寮人の例文(3)

出典：青空文庫

･･･それでもたまに大将が御寮人さんに肩を揉ませると、御寮人さんは大将の･･･織田作之助「大阪発見」
･･･び戻され、川那子家の御寮人で収まっていたお千鶴は、「――ほかのこと･･･織田作之助「勧善懲悪」
･･･の、こちらは寺田屋の御寮人様で、あ、そうでございましたかと登勢の顔･･･織田作之助「螢」

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