さらしあめ【晒し飴】
水飴の水分を除き、何度も引き伸ばして白くした飴。
さらしあん【晒し餡】
生のこしあんを加熱乾燥して粉末状にしたもの。
さらしい【晒し井】
夏、井戸水をくみあげ、中を干してきれいにすること。井戸替え。《季 夏》
さらしうり【晒し売り】
江戸時代、奈良晒しを売り歩いた者。
さらしくじら【晒し鯨】
鯨の尾羽 (おば) や皮を薄く切り、熱湯をかけて脂肪分を除き、冷水にさらしたもの。酢味噌あえや味噌汁の具などにする。《季 夏》
さらしくび【晒し首】
江戸時代、斬首 (ざんしゅ) に処せられた者の首を獄門にかけて、世人に見せたこと。また、その首。
さらしこ【晒し粉】
1 消石灰に塩素を吸収させて作った白色の粉末。パルプ・繊維などの漂白、上・下水道の殺菌・消毒などに利用。クロルカルキ。カルキ。クロル石灰。 2 水にさらして白くした米の粉。
さらしぬの【晒し布】
「晒し2」に同じ。
さらしねぎ【晒し葱】
ねぎを小口切りや千切りにし、水にさらして辛みを抜いたもの。薬味として使う。
さらしのあいかた【晒の合方】
歌舞伎下座音楽の一。地歌の「さらし」が江戸三味線音楽に取り入れられたもので、多くは鳴り物の「さらし」を伴って、歌舞伎舞踊の布ざらしの部分、荒事 (あらごと) の立ち回りや幕切れなどに用いられる。