最後に笑う者が最もよく笑う
《He laughs best who laughs last.》早まって喜ぶなの意のイギリスのことわざ。
さいごつうちょう【最後通牒】
1 紛争当事国の一方が、平和的な外交交渉を打ち切って自国の最終的要求を相手国に提出し、それが一定期限内に受け入れられなければ自由行動をとることを述べた外交文書。 2 交渉の決裂も辞さないという態度で、相手に一方的に示す最終的な要求。「—をつきつける」
さいごっぺ【最後っ屁】
1 イタチが、追いつめられたとき、敵を追い払うために尻から放つ悪臭。 2 せっぱつまったとき、苦し紛れに思いつく手段。窮余の一策。最後の手段。
さいごのかして【最後の貸(し)手】
破綻 (はたん) しそうな金融機関に対し、中央銀行が融資を行う機能。また、その融資者となる中央銀行のこと。システミックリスクなどが起こり経済全体が混乱する危険性を回避するために発動される。→日銀特融
さいごのしんぱん【最後の審判】
キリスト教の教義上の、世界の終末における人類の罪に対する神の審判。キリストが再臨して死者も生者も裁かれ、天国と地獄とに所属が分けられる。絵画ではミケランジェロのシスティナ礼拝堂壁画が名高い。公審判。 [補説]作品名別項。→最後の審判
さいごのすけ【最後之助】
最後2を擬人化していう語。「ちょっと顔を出したが—」〈洒・売花新駅〉
さいごのばんさん【最後の晩餐】
キリストが受難前夜に12人の弟子とともにとった晩餐。教会の聖餐式はこれに基づく。絵画ではレオナルド=ダ=ビンチの作品が有名。ラストサパー(the Last Supper)。 [補説]作品名別項。→最後の晩餐
さいごべ【最後屁】
「最後っ屁」に同じ。
最後の最後
「最後」を強めた言い方。本当の終わり。「可能性は薄くとも、—まであきらめない」
さいごのセーフティーネット【最後のセーフティーネット】
生活保護制度をたとえていう。