あさ‐かげ【朝影】

の解説

1. １ 朝日の光。

   1. 「—にはるかに見れば山のはに残れる月もうれしかりけり」〈宇津保・春日詣〉

1. ２ 朝、水や鏡などに映った姿。

   1. 「—見つつをとめらが手に取り持てるまそ鏡」〈万・四一九二〉

1. ３ 《朝日が人影を細長く映すところから》恋のためにやせ細っている人の姿。

   1. 「—にあが身はなりぬ韓衣 (からころも) 裾 (すそ) のあはずて久しくなれば」〈万・二六一九〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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