[補説]「朝永」姓の人物
朝永三十郎 (ともながさんじゅうろう)
朝永振一郎 (ともながしんいちろう)
姓氏の一。
ともながさんじゅうろう【朝永三十郎】
[1871〜1951]哲学者。長崎の生まれ。京大教授。日本での西洋近世哲学史研究の先駆者。著「近世における『我』の自覚史」「カントの平和論」など。
ともながシュウィンガーりろん【朝永シュウィンガー理論】
⇒超多時間理論
ともながしんいちろう【朝永振一郎】
[1906〜1979]物理学者。東京の生まれ。三十郎の長男。東京教育大学学長。場の量子論において超多時間理論、繰り込み理論を発表。量子電磁力学の発展に寄与し、昭和40年(1965)ノーベル物理学賞受賞。パグウォッシュ会議に参加するなど平和運動にも尽力。文化勲章受章。著「量子力学的世界像」「量子力学」など。