はしもとへいはち【橋本平八】
[1897〜1935]彫刻家。三重の生まれ。日本美術院同人。佐藤朝山に師事。木彫を得意とし、独創的な作品を制作。代表作に「裸形少年像」「牛」「花園に遊ぶ天女」など。
はしもとめいじ【橋本明治】
[1904〜1991]日本画家。島根の生まれ。美人画で活躍。また、法隆寺金堂壁画の模写主任となり、金堂焼失後にも再現模写に参加。文化勲章受章。
はしもとりゅうたろう【橋本龍太郎】
[1937〜2006]政治家。東京の生まれ。選挙区は岡山。昭和38年(1963)父・龍伍 (りゅうご) の急死に伴い衆院選に出馬、当選。厚相・運輸相・蔵相などを経て、平成7年(1995)自民党総裁となり、翌年1月、社会党(のちに社民党)などとの連立政権首相に就任。解散総選挙に勝利し11月、3年3か月ぶりの自民党単独政権を発足させた。同10年退陣。→小渕恵三
はしもとは【橋本派】
自由民主党の派閥の一。平成研究会の平成12年(2000)から同16年における通称。田中派・竹下派の流れをくむ。同12年に小渕恵三の死により橋本龍太郎が継承。→津島派
はしもとしのぶ【橋本忍】
[1918〜2018]脚本家。兵庫の生まれ。黒沢明監督の映画「羅生門」の脚本を黒沢と共同で手がけてデビュー。以後も「生きる」「七人の侍」などの黒沢作品に共同脚本で参加。テレビドラマ「私は貝になりたい」の脚本を手がけると、同作の映画化では自ら監督も務めた。他の脚本作品に「砂の器」「切腹」「日本のいちばん長い日」「白い巨塔」などがある。