ひとりが【灯蛾/火取蛾】
鱗翅 (りんし) 目ヒトリガ科の昆虫。翅 (はね) の開張6センチくらい。前翅は黒茶褐色の地に白いすじ模様があり、後ろ翅は赤い地に黒色の円紋が点在する。夏に出現し、夜行性でよく灯火に飛来。幼虫は赤褐色の長毛をもち、くまけむしとよばれる。
ひとりかご【火取り籠】
火取り1の上にかぶせる金網状のかご。衣服を掛けて乾かしたり香をたきしめたりする。
ひとりのわらわ【火取りの童】
五節 (ごせち) の舞姫が参入するときに、火取り1を持って先に立つ童女。
ひとりむし【火取り虫/䗳】
夏の夜、灯火に集まってくる虫。ヒトリガの類。灯蛾 (とうが) 。《季 夏》「—羽音重きは落ちやすし/楸邨」