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辞書
《「まそ」は「ますみ」の音変化、または、ととのっているものの意という》
「—手に取り持ちて朝 (あさ) な朝 (さ) な見れども君は飽くこともなし」〈万・二五〇二〉
1 「見る」にかかる。
「—見ぬ日時なくあらましものを」〈万・四二二一〉
2 「懸く」にかかる。
「—かけて偲 (しぬ) へとまつり出す」〈万・三七六五〉
3 「床 (とこ) 」にかかる。
「—床の辺 (へ) 去らず」〈万・二五〇一〉
4 「磨 (と) ぐ」にかかる。
「—磨ぎし心を許してば」〈万・六七三〉
5 「清し」にかかる。
「—清き月夜 (つくよ) に」〈万・一五〇七〉
6 「照る」にかかる。
「—照れる月夜 (つくよ) も闇のみに見つ」〈万・二八一一〉
7 「面影」にかかる。
「—面影去らず」〈万・二六三四〉
8 鏡に蓋 (ふた) があるところから、「ふた」にかかる。
「—二上山 (ふたがみやま) に」〈万・四一九二〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
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