睦言(むつごと)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ と、まだ寝ないで、そこに、羽二重の厚衾、枕を四つ、頭あわせに、身のうき事を問い、とわれ、睦言のように語り合う、小春と、雛妓、爺さん、小児たちに見せびらかした。が、出る時、小春が羽織を上に引っかけたばかりのなりで、台所まで手を曳いた。―・・・
泉鏡花
「みさごの鮨」
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・・・ 爾来ことにおとよに同情を寄せたお千代は、実は相談などいうことは第二で、あまり農事の忙しくならないうちに、玉の緒かけての恋中に、長閑な一夜の睦言を遂げさせたい親切にほかならぬ。 お千代が一緒というので無造作に両親の許しが出る。 ・・・
伊藤左千夫
「春の潮」
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