竹の子の親勝り
《たけのこは生長が早く、たちまち親竹より高くなるところから》子が親よりすぐれていることのたとえ。
たけのこいしゃ【筍医者】
《やぶ医者にも至らないという意》技術が未熟で拙劣な若い医者。
たけのこがい【筍貝】
シチクガイ科の巻き貝。四国以南の浅海の砂底にすむ。貝殻は細長い円錐形。殻表は黄白色で各縲層 (らそう) に茶褐色の斑点が2列ずつある。
たけのこがさ【筍笠】
竹の皮を裂いて編んだかぶり笠。竹の皮笠。法性寺 (ほっしょうじ) 笠。
たけのこごはん【筍御飯】
⇒筍飯 (たけのこめし)
たけのこせいかつ【筍生活】
たけのこの皮を1枚ずつはぐように、身の回りの衣類・家財などを少しずつ売って食いつないでいく生活。
たけのこづゆ【筍梅雨】
《伊勢・伊豆地方の船乗りの言葉から》たけのこの出る陰暦4、5月ごろに吹く南東風のこと。湿気が多く、雨を伴うことが多い。筍流し。《季 夏》
たけのこむし【筍虫】
ウマバエの幼虫。たけのこ状をしている。
たけのこめし【筍飯】
たけのこを細かく刻んで煮しめたものをまぜて炊いた飯。たけのこごはん。《季 夏》
たけのこめばる【筍目張】
フサカサゴ科の海水魚。全長約35センチ。岩礁にすみ、体色は灰褐色や黄褐色など。たけのこの出るころに漁獲されるのでこの名があり、塩焼き・煮つけなどにして賞味。