ささらおどり【簓踊(り)】
民俗芸能で、簓をすりながらおどる踊り。
ささらぎ【簓木】
⇒編木 (びんざさら)
ささらげた【簓桁】
階段の段板を受け支える、両側の登り桁。
ささらこ【簓子】
1 壁板などを張るときに、羽重 (はがさね) にした下見板の押縁 (おしぶち) として、縦に打ちつける細長い木材。裏側には下見板に合わせた刻みをつけ、板に密着するようにしてある。 2 簓1で簓竹とすり合わせて音を出すのに使う木の棒。長さ約30センチで、表面にのこぎりの歯形に刻みがつけてある。また、竹の棒の表面に多くの穴をあけたものもある。簓の子。
ささらこじたみ【簓子下見】
木造家屋で、1尺(約30.3センチ)ほどの間隔で簓子を打ちつけた下見。
ささらこべい【簓子塀】
細い角材で押さえた下見板を取り付けた塀。
ささらさっぽう【簓先穂】
1 ささらの先端。また、先端がささくれているもの。 2 《ささらの先がすりへるところから》財産をすりへらしてしまうこと。また、物事をだいなしにしてしまうこと。 3 サボテンの別名。
ささらさんぱち【簓三八】
疫病や疱瘡 (ほうそう) よけに板や紙に書いて門戸に貼りつけたまじないの文句。簓三八孫。簓三八宿。簓三助。
ささらすり【簓摺り】
簓をすりながら雑芸を演じること。また、その人。門説経 (かどぜっきょう) の類。
ささらだに【簓蜱】
ササラダニ亜目のダニの総称。黒褐色ないしは黒色をしたものが多く、堅い表皮に覆われ、一見微小な甲虫を思わせる。土壌表層やコケの中にすみ、落ち葉や枯れ枝などを食う。