しゅく‐ぜん【粛然】

の解説

［ト・タル］［文］［形動タリ］

1. １ なんの物音も聞こえず静かなさま。また、静かで行儀正しいさま。「—として声なし」

   1. 「—として諸人の議論を聞き居る内にも」〈鉄腸・花間鶯〉

1. ２ おごそかで整ったさま。

   1. 「—とそびえているその姿には、…神秘が宿っている」〈有島・生れ出づる悩み〉

1. ３ 真剣な気持ちで受け止め、つつしみかしこまるさま。

   1. 「衣袴 (いこ) を正して先ず—とする」〈風葉・下士官〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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