じさつかんよざい【自殺関与罪】
教唆 (きょうさ) して人を自殺させたり、死を望む本人から依頼されて殺したり、自殺を手伝ったりする罪。刑法第202条が禁じ、6か月以上7年以下の懲役または禁錮に処せられる。→嘱託殺人 [補説]安楽死を望む末期の傷病者などをあえて死なせた場合も、この罪に問われる。→同意殺人罪
じさつてき【自殺的】
[形動]自滅することを予想しながら、あえてその事をするさま。「—な試み」
じさつてん【自殺点】
サッカーなどで、プレーヤーが誤って自陣ゴールにボールを入れ、相手に与えた点。オウンゴール。
じさつりつ【自殺率】
人口10万人当たりの自殺者の数。
じさつけいサイト【自殺系サイト】
インターネットで、自殺願望をもつ人や自殺に興味がある人が集まるウェブサイト・電子掲示板(BBS)の総称。自殺方法を解説したり、自殺願望者どうしが掲示板などで悩みや不安を語り合ったりする。2000年代中ごろから、これらのサイトを通じて知り合った者たちが集団で自殺する事件(ネット自殺)が相次いで起こり、社会問題になった。自殺掲示板。
じさつけいじばん【自殺掲示板】
⇒自殺系サイト
じさつたいさくきほんほう【自殺対策基本法】
自殺の防止や自殺者の親族等への支援の充実を図るために、総合的な対策を推進することを目的として制定された法律。平成18年(2006)10月施行。
じさつこうい【自殺行為】
自滅するとわかっていることを、あえてしようとするばかげた行為。
じさつがんぼう【自殺願望】
自ら命を絶ちたいと考えること。自死を望むこと。→希死念慮
じさつしぼうりつ【自殺死亡率】
人口10万人当たりの自殺者数。 [補説]日本では、平成15年(2003)の27.0(男性40.0、女性14.5)をピークに減少傾向にある。平成29年(2017)は16.8(男性24.0、女性10.0)。