てっぽうばなし【鉄砲話】
うその話。ほら。「—のそが中にも、虚 (うそ) から出たる実がのうては」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
てっぽうばら【鉄砲腹】
鉄砲で自分の腹をうちぬいて死ぬこと。
てっぽうひゃくにんぐみ【鉄砲百人組】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、同心100人ずつで編制した鉄砲組。甲賀組・伊賀組・根来組・二十五騎組の4組があり、江戸城大手三の門の守備や、また、将軍の寛永寺・増上寺参詣の際の警衛を務めた。百人組。
てっぽうぶぎょう【鉄砲奉行】
江戸幕府の職名。二条城と大坂城に置かれ、それぞれ京都所司代・大坂定番の支配のもとで、鉄砲に関することをつかさどった。
てっぽうぶろ【鉄砲風呂】
鉄砲2を取り付けた据え風呂。
てっぽうまき【鉄砲巻(き)】
干瓢 (かんぴょう) を芯 (しん) にした細い海苔 (のり) 巻き。鉄砲の砲身に似るところからいう。
てっぽうみず【鉄砲水】
山崩れでせき止められた水や、集中豪雨による増水などが、一時に激しく流れ下るもの。
てっぽうみせ【鉄砲見世/鉄砲店】
1 鉄砲などの火器を売る店。 2 江戸新吉原のおはぐろどぶに沿って並んでいた最下級の遊女屋。また、そこの遊女。また、一般に各地の下級の遊女のこと。
てっぽうむし【鉄砲虫】
カミキリムシやタマムシの幼虫。木に穴をあけ、中に鉄砲玉のように入っている。《季 夏》
てっぽうやき【鉄砲焼(き)】
料理の一。魚や鳥の肉にとうがらし味噌を塗って焼いたもの。