出典:gooニュース
米国株式市場はまちまち、PPIを好感もCPI待ち(14日)
生産者物価指数(PPI)が予想を下回り利下げ期待を受けた買いが再燃し寄り付き後、上昇。その後、銀行決算や消費者物価指数(CPI)発表控えた警戒感に伸び悩んだ。金利の上昇やバイデン政権による中国へのAI(人工知能)半導体の輸出制限でエヌビディアなど半導体の下落が重しとなり、相場は一時下落に転じた。トランプ次期政権の関税などの政策不透明感も売り圧力となり相場全体の重しとなった。
NYの視点:米12月PPIは予想下回る、CPIやPCEは加速か
変動の激しい食品や燃料を除いたコアPPIは前月比で+0%となった。伸びは11月+0.2%から拡大予想に反し、鈍化しマイナスとなった23年7月来で最低。前年比では+3.5%と加速予想に反し11月と同水準にとどまった。ただ、23年2月来で最高となった。
NY為替:ドル弱含み、米12月PPIを受けて利下げの可能性残る
トランプ次期政権が関税を段階的に引き上げるとの報道や、米12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため、利下げ観測が再燃しドル売りが優勢となった。その後、消費者物価指数(CPI)やPCEがPPIのようにインフレの鈍化を示さないとの見方も浮上し、10年債利回りが上昇するに連れ、ドルの買戻しが優勢となった。
もっと調べる