アーサーおうでんせつ【アーサー王伝説】
《Arthurian Legend》英国の先住民族ケルト族の古伝説。ウェールズの武将、のちにブリトン人の王となったアーサーに関する伝説で、5〜6世紀のサクソン侵入のころ形成され、アーサーの武勇と功績、円卓の騎士の活躍、騎士ランスロットと王妃グィネビアの恋物語などからなる。12世紀以降フランス・ドイツなどにも伝わり、聖杯伝説やトリスタン伝説と混合し、多くの韻文・散文の題材に用いられた。アーサー王物語。
アーサーおうのし【アーサー王の死】
《原題、(フランス)Le Morte d'Arthur》マロリーによる長編の散文物語。アーサー王伝説の集大成とされる作品で、作者の死後1485年に発表。執筆時の題名は「アーサー王と高貴なる円卓の騎士たち」だったが、出版者のキャクストンが改題した。