出典:青空文庫
・・・マルクス=エンゲルス全集、レーニン全集、スターリンの論文集と三つを眺めわたすと、その文体にまでも人民解放の歴史の足どり、社会主義の実現と発展のあゆみがてらし出されている。このことは私たちを感動させる事実である。〔一九四九年十一月〕・・・ 宮本百合子 「生きている古典」
・・・ 例年作家団体は、デモに参加して数十万の勤労者とともに赤い広場でスターリンの激励の言葉に向って、歓呼の声をあげる。 五月二日はいわば一日の疲れ休みである。 閑散な日の光をあびて、劇場広場の角に大きな・・・ 宮本百合子 「インターナショナルとともに」
・・・或る子は一生懸命スターリンの論文をひっぱって論文を書く。或る子は絵でスケッチをやる。そうかと思うと詩がある。工場新聞の切りぬきに、自分の批評をつけたものを書くジャーナリズムむきの子もある。それぞれみんなが、力をこめた自主的制作をまとめて、級・・・ 宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
・・・農業の社会主義化に関するブハーリンの右翼的誤謬といっしょに、極左的誤謬も、スターリンのステートメントによって屡々指摘批判された。 プロレタリア文学の領域でも左右両翼への偏向がプロレタリアートによって正当な批判を受けたのであった。 プ・・・ 宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
・・・ェトの人々が人類の平和のためにどれだけかけひきぬきの犠牲をいとわなかったか、その巨大な破壊とそこからの回復のためにいかに奮闘しているかということを、スタインベックは、あたたかくわれわれにつたえている。スターリングラードでの、彼は、彼の作家と・・・ 宮本百合子 「心に疼く欲求がある」
・・・法が、彼の旅行記の中でソヴェト社会の建設の姿を典型的につかむことに成功しているにしろ、彼がブルジョア・デモクラシーとプロレタリアートの階級的独裁の本質的なちがいを理解せず、自国の金融資本の独裁をみずにスターリンの独裁を云々していることは、ス・・・ 宮本百合子 「五〇年代の文学とそこにある問題」
・・・「勝負はスターリンにしてやられ」民衆は悉くスターリンの犠牲者であると声を振りしぼって叫んでいる。その事実の裏づけとしてソヴェト生産並施設の不充分な点について討論しているプラウダやイズヴェスチアの統計が夥しく引用されているのである。 もと・・・ 宮本百合子 「こわれた鏡」
・・・成果によってプロレタリア文学運動の分野にあっても、他の生産部門においてと同様、多数の新しい労働者、集団農場員幹部をもつようになったこと、労農文学通信員からおびただしい新進作家が輩出して来たこと、及び、スターリンが演説の中でもいっている通り、・・・ 宮本百合子 「社会主義リアリズムの問題について」
・・・そのドニェプル発電所の再建からはじまって、スターリングラードの名誉ある復興、ウクライナ全地域、ドン全区にわたる生産復興は、短波できくニュースでもわかるとおり世界をおどろかせる能率で捗っている。 文化の分野でも、戦後における再検討、より高・・・ 宮本百合子 「政治と作家の現実」
・・・ 農村でもラジオは非常に発達して、モスクワから何百露里も離れた田舎でメーデーの音楽やスターリンの演説を聞ける。 今度五ヵ年計画で集団農場がどんどん出来て行く。郵電省は自身の五ヵ年計画で数千の「ラジオ中心」を集団農場へ新設しつつある。・・・ 宮本百合子 「ソヴェト同盟の芝居・キネマ・ラジオ」