チェレンコフカウンター【Cherenkov counter】
荷電粒子が、物質中を、物質中での光速度より速く通過すると光を発する特性を利用した荷電粒子の計数管。考案者のロシアの物理学者チェレンコフの名にちなむ。チェレンコフ計数管。
チェレンコフけいすうかん【チェレンコフ計数管】
⇒チェレンコフカウンター
チェレンコフこう【チェレンコフ光】
《Cherenkov light》チェレンコフ効果で放射される光。
チェレンコフこうか【チェレンコフ効果】
荷電粒子が物質中を、その物質中での光の速度よりも速く走るときに光の放射を起こす現象。1937年、チェレンコフが発見。チェレンコフ放射。
チェレンコフほうしゃ【チェレンコフ放射】
⇒チェレンコフ効果
チェレンコフぼうえんきょう【チェレンコフ望遠鏡】
超高エネルギーガンマ線が大気中の原子核と衝突して生じる二次粒子の空気シャワーにより、ごく短時間に発生するチェレンコフ光を捉える望遠鏡。この可視光を反射鏡で集光することで、間接的にガンマ線の入射方向やエネルギーを調べることができる。検出できるエネルギー帯域は100GeV(ギガ電子ボルト)から10TeV(テラ電子ボルト)程度。観測対象は超新星残骸、パルサー、ガンマ線バーストなどの高エネルギー天体で、宇宙線の起源についての解明が期待される。大気チェレンコフ望遠鏡。