-
・・・この大会は、フランコのファシズム政権に反対してたたかっているスペインの共和政府の所在地バレンシアに第一日の集会をひらき、のちマドリッド、バルセロナと移って、十日間つづいた。 国際ペンクラブは第十三回大会をバルセロナに第十四回大会をブェノ・・・
宮本百合子
「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
-
・・・七月にはスペインにフランコ将軍の叛乱が起り、アンドレ・マルロオは政府軍の義勇軍に投じた。第十四回国際ペンクラブの大会は、会合地の関係もあって、英米ともに文学の現役を送らず、文学的には貧弱であったが、それにしても猶、日本から遙々出席した「夜明・・・
宮本百合子
「今日の文学の展望」