だるましゅう【達磨宗】
1 禅宗のこと。 2 中世に、藤原定家らの和歌の新風を、禅問答のようにわけがわからないと、あざけっていった語。
だるまストーブ【達磨ストーブ】
形が張り子の達磨に似た、石炭投げ込み式の簡単な構造のストーブ。
だるまだいし【達磨大師】
達磨の尊称。
だるまはがし【達磨剝がし】
人の着ている羽織をはぎとって奪うこと。また、その盗人。
だるまぶね【達磨船】
木船の一種で、長さのわりに幅が広い大伝馬船。貨物の運送に用いる。鋼製のものもある。だるません。→伝馬船
だるまや【達磨屋】
私娼を置いている宿。あいまいや。「—の年増や、義太夫語 (かたり) の顔などを」〈秋声・足迹〉
だるまさんがころんだ【達磨さんが転んだ】
子供の遊戯の一。鬼が後ろを向き「だるまさんがころんだ」と唱えている間に、他の者は少しずつ鬼に近づく。鬼が見ている間は体を動かしてはならず、動いたことを指摘された者は鬼の子となる。 [補説]「だるまさんがころんだ」が10文字であることから、10を数える代わりに唱えるもの。地域により「坊 (ぼん) さんが屁 (へ) をこいた」など他の言い回しも使われる。