弁慶の立ち往生
《弁慶が大長刀 (なぎなた) をつえにして立ったまま死んだというところから》進退きわまってどうにもならないことのたとえ。
弁慶の泣き所
1 《弁慶ほどの豪傑でも痛がって泣く急所の意》向こうずね。 2 強い者の、最も弱い所。ただ一つの弱点。
べんけいがに【弁慶蟹】
イワガニ科の甲殻類。海岸の湿地にすみ、甲幅約3センチ。アカテガニに似るが、はさみと甲の前半が橙赤色で、目の後方に突起がある。本州中部以南に分布。
べんけいじま【弁慶縞】
縞柄の一。紺と浅葱 (あさぎ) 、紺と茶などの2種の色糸を縦横の両方に使って、碁盤目の格子縞に織ったもの。弁慶格子。
べんけいじょうし【弁慶上使】
浄瑠璃「御所桜堀川夜討」の三段目切 (きり) の通称。義経の正室京の君の首受け取りの上使となった弁慶が、初めて会ったわが娘の信夫 (しのぶ) を身代わりとする苦衷を描く。
べんけいそう【弁慶草】
ベンケイソウ科の多年草。山地に生え、高さ約50センチ。葉は対生し、楕円形で厚く、白みを帯びる。夏から秋、淡紅色の小花が多数集まって咲く。ベンケイソウ科の双子葉植物は約1400種がオーストラリアを除く全世界に分布。多肉性の草本が多く、キリンソウ・ミセバヤなども含まれる。いきぐさ。《季 秋》
べんけいよみ【弁慶読み】
⇒ぎなた読み