し‐かけ【仕掛（け）／仕懸（け）】

の解説

1. １ 相手にしかけること。先に攻撃などをすること。「敵の—を待つ」

1. ２ 目的のために巧みに工夫されたもの。

   1. ㋐装置。からくり。「自動的に閉まる—」「種も—もない」

   2. ㋑策略。たくらみ。「まんまと—にはまる」「色—」

   3. ㋒釣りで、ねらう魚に応じて、糸・針・おもり・浮きなどを仕組んだもの。

1. ３ 物事をし始めて中途であること。やりかけ。「—の仕事を済ます」

1. ４ 「仕掛け花火」の略。

1. ５ もののやり方。手段。

   1. 「今の商売の—、世の偽りの問屋なり」〈浮・胸算用・一〉

1. ６ 食事などの用意。

   1. 「流元 (ながしもと) に明日の—してゐると」〈滑・膝栗毛・発端〉

1. ７ 江戸時代、金貨・銀貨・銅貨の換算相場をごまかすこと。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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