1 他の人の知るところとなる。知られる。「名の—・れた人」「親に—・れては困る」
3 大したことではないとわかる。それほどではないと見当がつく。「たかが—・れている」「一人の力なんて—・れたものだ」「集まるとしたって—・れた数だ」
4 (「しれたこと」の形で)わかりきっていて言うまでもない。「—・れたことよ」「金がないのは—・れたことだ」
出典:青空文庫
・・・沼兵衛の逐天した事が知れると共に、始めてその敵が明かになった。甚太・・・ 芥川竜之介「或敵打の話」
・・・こはトック君を知れるものにはすこぶる自然なる応酬なるべし。 答 自・・・ 芥川竜之介「河童」
・・・右衛門は小屋の所在が知れると跡は聞いていなかった。餓えと寒さがひし・・・ 有島武郎「カインの末裔」