たい‐けん【帯剣】例文一覧 2件

  1. ・・・ だが、力の強い、鰹船に行っていた川井がすぐ、帯剣だけで立ち上った。 三人は、小屋から外に出た。一面に霜が降りた曠野は、月で真白だった。凍った大地はなお、その上に凍ろうとしていた。三人が歩くと、それがバリ/\と靴に踏み砕かれて行った・・・<黒島伝治「前哨」青空文庫>
  2. ・・・ 病室の入り口では護送に行く筈だった看護卒が防寒服をぬぎ、帯剣をはずして、二三人で、何かひそ/\話し合っていた。負傷者が行くと、不自然な笑い方をして、帯皮を輪にしてさげた一人は急いで編上靴を漆喰に鳴らして兵舎の方へ走せて行った。 患・・・<黒島伝治「氷河」青空文庫>