此(こ)の親(おや)にして此(こ)の子(こ)あり
此(こ)の期(ご)に及(およ)んで
児(こ)の手柏(てがしわ)の二面(ふたおもて)
此(こ)の時(とき)遅(おそ)く彼(か)の時(とき)早(はや)く
好(この)むと好(この)まざるとにかかわらず
此(こ)の世(よ)なら◦ず
此(こ)の世(よ)の外(ほか)
此(こ)は如何(いか)に
子(こ)は鎹(かすがい)
子(こ)は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)
此(こ)はそも
小馬鹿(こばか)に◦する
小鼻(こばな)が落(お)・ちる
小鼻(こばな)をうごめか・す
小鼻(こばな)を膨(ふく)らま・す
胡馬(こば)北風(ほくふう)に依(よ)る
小腹(こばら)が空(す)・く
小腹(こばら)が立(た)・つ
小腹(こばら)が減(へ)・る
小腹(こばら)を立(た)・てる
小膝(こひざ)を打(う)・つ
虎豹(こひょう)の駒(く)は食牛(しょくぎゅう)の気(き)あり
媚(こび)を売(う)・る
小袋(こぶくろ)と小娘(こむすめ)
小舟(こぶね)に荷(に)が勝(か)つ
枯木(こぼく)栄(えい)を発(はっ)◦す
枯木(こぼく)に花(はな)開(ひら)く
枯木(こぼく)華開(はなひら)く
小骨(こぼね)を折(お)・る
小股(こまた)が切(き)れ上(あ)が・る
小股(こまた)を掬(すく)・う
小股(こまた)を取(と)・る
独楽鼠(こまねずみ)のよう
駒(こま)の足掻(あが)き
小間物屋(こまものや)を開(ひら)・く
駒(こま)を進(すす)・める
小耳(こみみ)に挟(はさ)・む
米(こめ)の飯(めし)とお天道様(てんとうさま)はどこへ行(い)っても付(つ)いて回(まわ)る
薦(こも)の上(うえ)から育(そだ)て上(あ)げる
薦(こも)を被(かぶ)・る
子(こ)養(やしな)わんと欲(ほっ)すれど親(おや)待(ま)たず
小山(こやま)が揺(ゆ)るぎ出(で)たよう
子(こ)故(ゆえ)の闇(やみ)
垢離(こり)を掻(か)・く
垢離(こり)を取(と)・る
是(これ)あるかな
此(こ)れ幸(さいわ)いと
此(こ)れぞ此(こ)の
此(こ)れで吉田(よしだ)の兼好(けんこう)
此(こ)れと言(い)・う