あし‐ぬき【足抜き】
[名](スル) 1 芸妓や娼妓などが前借り金を清算しないで逃げること。あしぬけ。「—でもされてはと思ってんのかな」〈高見・人間〉 2 つらい状況・境遇などから抜け出すこと。「—がならぬさうにぞみ...
あ‐ふ【阿付】
へつらい付き従うこと。「—迎合」
生(い)ける犬(いぬ)は死(し)せる獅子(しし)に勝(まさ)る
《旧約聖書「伝道の書」第9章から》ライオンのように立派なものも死んでしまっては何にもならない。つらい境遇であっても、生きていればこそ望みがあるということ。生ける犬は死せる虎に勝る。
いた・い【痛い/甚い】
[形][文]いた・し[ク] 1 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が—・い」「つねられて—・い」 2 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が—・い」 3 弱点を攻撃されたり打撃...
いっすん‐きざみ【一寸刻み】
いっぺんに殺さず、少しずつ切って苦しめること。また、物事が少しずつ進行すること。「参詣人の列が—に進む」「私の命を—に捨てて行くようにつらい」〈康成・十六歳の日記〉
何時と無しに
つらいことはいつとはなしに忘れてしまったI gradually forgot those bitter memories./I woke up one morning and realized ...
覚え
1〔覚えること〕learning;〔暗記〕memorizing;〔記憶〕(a) memory覚えがよい[悪い]〔習得〕learn fast [slowly]/〔記憶力〕have a good [...
顧みる
I⇒ふりむく(振り向く),ふりかえる(振り返る)II1〔回顧する〕「look back [reflect] on子供のころを顧みるとつらいことが多かったLooking back on my ch...
辛い
I1〔舌を刺すような〕hot;〔香辛料の利いた〕spicy;〔こしょうの利いた〕peppery ⇒からくち(辛口)このカレーライスは辛すぎるThis curry and rice is too ...
きつい
1〔苛酷なまでに厳しい〕severe;〔つらい〕hard;〔規則などが厳しい〕strictきつい仕事hard workきつい日程a tight schedule暑さがきついIt is very ...
せつない【切ない】
[共通する意味] ★精神的な苦痛を感じ、耐えられない。[英] painful[使い方]〔苦しい〕(形)▽苦しい胸の内を打ち明ける▽苦しい修行に耐える〔辛い〕(形)▽子供を手放すのはつらい▽つらい...
たまらない
[共通する意味] ★精神的な苦痛を感じ、耐えられない。[英] painful[使い方]〔苦しい〕(形)▽苦しい胸の内を打ち明ける▽苦しい修行に耐える〔辛い〕(形)▽子供を手放すのはつらい▽つらい...
つらい【辛い】
[共通する意味] ★精神的な苦痛を感じ、耐えられない。[英] painful[使い方]〔苦しい〕(形)▽苦しい胸の内を打ち明ける▽苦しい修行に耐える〔辛い〕(形)▽子供を手放すのはつらい▽つらい...
くるしい【苦しい】
[共通する意味] ★精神的な苦痛を感じ、耐えられない。[英] painful[使い方]〔苦しい〕(形)▽苦しい胸の内を打ち明ける▽苦しい修行に耐える〔辛い〕(形)▽子供を手放すのはつらい▽つらい...
やるせない
[共通する意味] ★精神的な苦痛を感じ、耐えられない。[英] painful[使い方]〔苦しい〕(形)▽苦しい胸の内を打ち明ける▽苦しい修行に耐える〔辛い〕(形)▽子供を手放すのはつらい▽つらい...
あふげいごう【阿附迎合】
相手の機嫌をとり、気に入られようとしてへつらいおもねること。▽「阿附」は人の機嫌をとり、おもねり従うこと。「迎合」は人の言動をなんでも受け入れ合わせること。「附」は「付」とも書く。
あゆついしょう【阿諛追従】
気に入られようとして、おもねりへつらうこと。▽「阿諛」はおもねりへつらう意。「追従」はこびへつらうこと。また、その言葉。おべっか。
かんなんしんく【艱難辛苦】
非常な困難にあって苦しみ悩むこと。▽「艱」「難」はともにつらい、苦しい、悩むの意。「辛苦」はつらく苦しいこと。つらい目にあって悩むこと。
きょくがくあせい【曲学阿世】
学問の真理にそむいて時代の好みにおもねり、世間に気に入られるような説を唱えること。真理を曲げて、世間や時勢に迎合する言動をすること。▽「曲学」は真理を曲げた正道によらない学問。「阿世」は世におもねる意。「阿」はへつらいおもねる意。「阿世曲学あせいきょくがく」ともいう。
けんいとんそく【牽衣頓足】
非常につらい別れを惜しむことの形容。もと出征する兵士の家族が、兵士の服にすがり引き留め、足をばたばたさせて別れを悲しむ意から。▽「牽衣」は服にすがり引っぱること。「頓足」は足をばたばたさせる。地団駄をふむ。「衣いを牽ひき足あしを頓とんす」と訓読する。
あつみ‐きよし【渥美清】
[1928〜1996]映画俳優。東京の生まれ。本名、田所康雄。「男はつらいよ」シリーズ(全50作)の主人公、フーテンの寅(とら)こと車寅次郎役で人気を得、本人も作品も「寅さん」の愛称で呼ばれる。...
しむら‐たかし【志村喬】
[1905〜1982]俳優。兵庫の生まれ。本名、島崎捷爾(しょうじ)。舞台俳優を経て映画俳優となり、「浪華悲歌(なにわエレジー)」「赤西蠣太(あかにしかきた)」「鴛鴦(おしどり)歌合戦」などに出...
とら‐さん【寅さん】
山田洋次監督の映画「男はつらいよ」シリーズの主人公、車寅次郎(くるまとらじろう)の愛称。葛飾柴又出身の香具師(やし)で、短気ではあるが人情に厚い。渥美清が演じて人気を博したことから、作品そのもの...
やまだ‐ようじ【山田洋次】
[1931〜 ]映画監督。大阪の生まれ。ユーモアあふれる人情喜劇を描き、絶大な人気を得る。特に、主演の渥美清が亡くなるまで作り続けた「男はつらいよ」シリーズは、国民的映画として圧倒的に支持された...
りゅう‐ちしゅう【笠智衆】
[1904〜1993]俳優。熊本の生まれ。小津安二郎監督に見出され、昭和3年(1928)に同監督の「若人の夢」に出演。以後、「晩春」「麦秋」「東京物語」など、小津作品に欠かせない俳優として活躍し...