しん【神】
《「じん」とも》 1 万物を支配する不思議な力をもち、宗教的な畏怖・尊敬・礼拝の対象となる存在。かみ。「守護—」「狐と申すは皆—にて」〈狂言記・今悔〉 2 人知ではかり知れない不思議なはたらき。...
じん【沈】
⇒ちん
じん【臣/神】
〈臣〉⇒しん 〈神〉⇒しん
じん【人】
[音]ジン(漢) ニン(呉) [訓]ひと [学習漢字]1年 〈ジン〉 1 ひと。「人員・人権・人口・人工・人材・人事・人種・人身・人生・人道・人物・人民・人類/愛人・恩人・家人・奇人・求人・軍...
じん【刃】
[常用漢字] [音]ジン(漢) ニン(呉) [訓]は やいば 〈ジン〉 1 は。やいば。「白刃・氷刃・兵刃」 2 はもの。刀。「凶刃・利刃」 3 刀で切り殺す。「自刃」 〈は(ば)〉「刃物/...
じん
1〔しびれや痛みを感じる様子〕手足がじんとしびれてきたMy hands and feet started to feel numb./I lost all feeling in my hands...
じん【陣】
〔陣営〕a camp;〔陣地〕a position;〔いくさ〕a battle陣を張るpitch camp陣を敷くtake up a position
じんあい【×塵×埃】
dust; dirt ⇒ちり(塵),ほこり(埃)都会の塵埃を避けて田舎に移ったHe moved to the country in order to escape the squalor [sk...
じんい【人為】
人為的(に) artificial(ly)人為的な災害a man-made disaster人為的な温室効果ガス排出量(the amount of) greenhouse gas emissio...
じんいてきみす【人為的ミス】
a human error
じん【陣】
[共通する意味] ★軍隊が敵に対する攻撃、守備の態勢をとって、しばらく駐屯する所。[英] a position[使い方]〔陣地〕▽敵の陣地を攻撃する▽陣地をしく〔陣〕▽陣を張る▽敵の陣を突く▽背...
じんいん【人員】
[共通する意味] ★人の数。[英] the number of persons[使い方]〔人数〕▽人数を繰り出す〔員数〕▽員数が合わない▽員数外の扱いにする〔人員〕▽募集の人員▽人員整理▽延べ人...
じんえい【陣営】
[共通する意味] ★軍隊が敵に対する攻撃、守備の態勢をとって、しばらく駐屯する所。[英] a position[使い方]〔陣地〕▽敵の陣地を攻撃する▽陣地をしく〔陣〕▽陣を張る▽敵の陣を突く▽背...
じんえん【人煙】
[共通する意味] ★食事の支度のときなどに出る煙。[英] kitchen smoke[使い方]〔人煙〕▽人煙が立ちのぼっている〔炊煙〕▽炊煙があちこちに立ちのぼる〔夕煙〕▽家々に夕けむりが立ち始...
じんか【人家】
[共通する意味] ★人の住む家。[英] a house[使い方]〔人家〕▽彼方に人家の明かりが見える〔民家〕▽民家が密集した地域[使い分け] 「人家」「民家」とも、人の住んでいる家をさすが、「民...
じんいとうた【人為淘汰】
人工的に生物の品種改良を行い、その形質を一定の方向に変化させ、目的にかなった型の固体だけを選び残していくこと。▽「人為」は自然のままでなく、人間の手を加えること。「淘汰」はより分ける、よいものを取り、悪いものを捨てること。
じんかいせんじゅつ【人海戦術】
多数の人員を次々に繰り出して、仕事を成し遂げようとするやり方。機械力などを利用せず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。本来の意味は、多数の兵員を投じて、数の力によって敵軍を破る戦法のこと。▽「人海」は人が多数集まっていることの形容。
じんかもんりゅう【尋花問柳】
花を探したり、柳を問い求めたりして春の景色を楽しむこと。のち転じて、花柳を妓女ぎじょにたとえて、花柳界に遊ぶことのたとえ。▽「尋花」は花を探りめでること。「花はなを尋たずねて柳やなぎを問とう」と訓読する。「問柳尋花もんりゅうじんか」ともいう。
じんかんせいざん【人間青山】
世の中に出て、十分に腕を奮って活躍するならば、骨を埋める場所はどこにでもあるということ。志を果たすためには、故郷を出て活躍すべきだという意。
じんけんじゅうりん【人権蹂躙】
国家権力が、憲法に保障された国民の基本的人権を侵犯すること。人権を無視して不法な行為をしたり、不当に手荒く扱ったりすること。また、強い立場にある者が、弱い立場の者の人権を侵害すること。▽「蹂躙」はふみにじる意。
ジンギス‐かん【ジンギス汗】
⇒チンギス=ハン 「ジンギス汗鍋」「ジンギス汗料理」などの略。 [補説]「成吉思汗」とも書く。
じんぐう‐こうごう【神功皇后】
記紀に伝えられる仲哀天皇の皇后。名は気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)。仲哀天皇の没後、懐妊のまま朝鮮半島に遠征し、帰国後に応神天皇を出産したといわれる。
じんさい【仁斎】
⇒伊藤仁斎(いとうじんさい)
じんしゅう【神秀】
[606?〜706]中国、唐代の禅僧。開封(河南省)の人。初め儒学を学び、のち、出家して禅宗第五祖の弘忍に師事。慧能(えのう)の南宗禅に対する北宗禅の開祖。諡号(しごう)、大通禅師。
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
腎臓のはたらき
腎臓の役割は血液から老廃物や余分な水分、塩分などを取り出すことです。 腎臓は横隔膜の下、背骨をはさんで左右に1つずつあります。重さは約150g、握りこぶしよりやや大きく、縦の長さが約10㎝、幅約5~6㎝で、そら豆のような形をしています。 腎臓には、尿をつくるため、心臓から多量の血液が絶えず送り込まれています。そのため、色は暗赤色をしています。 腎臓を縦割にしてみると、実質(腎実質)と空洞(腎洞)からなっていることがわかります。実質の外側の領域を「皮質」、内側の領域を「髄質」といいます。 皮質には心臓から送られて来た血液をろ過する「腎小体」があります。腎小体でこされた成分のうち、有用なものは髄質で再吸収されます。 髄質は十数個の円錐状のかたまりが集まったもので、一つ一つのかたまりは、その形状から「腎錐体」と呼ばれています。 再吸収された尿は、腎錐体の先端にある「腎乳頭」から流れ出し、この尿を受け取るのが、「腎杯」という小さなコップ状の袋です。 腎杯は、根元のところで互いにつながりながら、やがて「腎盂」という一つの広い空間になります。 尿は腎盂から尿管を通って、膀胱へと運ばれます。 皮質には、左右の腎臓に約100万個ずつといわれるほど膨大な数の腎小体があります。 1個の腎小体は、「糸球体」と「ボーマンのう」からなっています。糸球体は毛細血管が球状に集まったもので、糸球体を囲んでいるのが、ボーマンのうという袋状の器官です。 糸球体でろ過された尿はボーマンのうに排泄され、ボーマンのうに続く尿細管に流れ込みます。尿細管は皮質と髄質のなかをあちこち走りながら、最後は「集合管」に合流します。 心臓から排出された血液は、大動脈を経て、左右の腎動脈から腎臓へ流れ込みます。心臓が送り出す全血液の約4分の1が、常に腎臓へ送られています。 腎動脈は腎臓のなかでいくつか枝分かれしながら、最後は「糸球体」の毛細血管に収斂されます。
腎臓・尿検査の目的
尿たんぱく・尿糖・尿潜血・尿沈渣は、主に腎臓や尿路の機能の障害を調べるための検査です。 血液中のたんぱくは、腎臓の糸球体でろ過され、99%以上は尿細管で再吸収されて血液に戻り、残りの約1%が尿中に排泄されます。尿たんぱくでは、この尿中のたんぱくの量を調べます。 尿糖では、血液中から尿中にもれ出したブドウ糖を調べる検査です。糖尿病の有無を調べる代表的な検査です。 尿潜血は、主に腎臓や膀胱、尿道など、尿の通り道の出血を調べます。 尿沈渣とは、採取した尿を遠心分離機にかけて沈殿してくる固形成分を調べる検査で、尿たんぱくや尿糖、尿潜血などで異常がみられたときに、尿中に出てくる細胞や細菌などをくわしく調べるために行われます。 尿たんぱく(定性検査)は、試薬や試験紙を使って行われます。そして、試薬や試験の色が変わらなければ「陰性」、異常なしとされます。定量検査で1日100mg以下であれば問題はありません。 尿糖(定性検査)、尿潜血も尿たんぱく同様、試験紙の変色具合で判定されます。色が変わらなければ「陰性」、異常なしです。尿糖の定量検査の基準値は、1日1g以下です。 尿潜血で「陽性」となった場合は、尿沈渣で尿中の赤血球数を調べます。1視野(400倍)に赤血球が1個以内、白血球が3個以内、上皮細胞や結晶成分も少量であれば、異常なしとされます。 尿たんぱくで陽性となる主な原因は、腎臓や尿路の機能異常や尿路感染症などです。腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、ネフローゼ症候群、などが考えられます。そのほかにも、慢性関節リウマチなどの膠原病で、尿たんぱくが異常値を示すことがあります。また、妊娠中に尿たんぱくがみられる場合は、妊娠中毒症が疑われます。 尿糖が陽性となる原因の大半は糖尿病です。そのほかにも、甲状腺機能亢進症などのホルモン異常、腎性糖尿などが考えられます。 尿潜血が陽性になる原因の病気には、腎臓の外傷、特発性腎出血、腎腫瘍、腎結核、腎結石、急性腎炎、尿管結石、尿管腫瘍、膀胱炎、膀胱結石、前立腺炎などがあります。 尿沈渣は、異常となった成分によって関係する病気が異なりますが、急性腎炎、慢性腎炎、腎結石、尿路結石、尿路感染症、痛風、閉塞性黄疸、急性肝炎、悪性腫瘍、白血病などが考えられます。
腎臓・泌尿器のしくみとはたらき
泌尿器とは、心臓から送り出された血液から余分な水や老廃物をこしとり、尿として排泄するまでのしくみにかかわる器官をいいます。 具体的には尿をつくる腎臓、腎臓でつくられた尿を運ぶ尿管、尿を一時ためておく膀胱、尿を体外へ排出する尿道からなり立っています。 男性と女性とでは、尿道のつくりが異なります。男性の尿道は長さが16~25㎝ほどあり、排尿と射精の2つの役割を担っています。一方、女性の尿道は長さが3~5㎝ほどと短く、その役割は排尿だけです。 男女ともに、膀胱の出口付近には"内括約筋"と"外括約筋"という筋肉があり、2つの括約筋が収縮することで尿のもれを防いでいます。 心臓から腎臓へ送られた血液は、「糸球体」の毛細血管に流れ込み、分子の大きい赤血球やたんぱく質などはここでろ過されます。分子の小さい水やブドウ糖、アミノ酸、カリウム、ナトリウム、尿酸、クレアチニンなどの老廃物は原尿(尿のもと)となり、糸球体から続く「尿細管」に送られます。糸球体では、1日約150~200Lもの原尿がつくられますが、実際に尿として排出されるのは原尿の約1%ほどです。