あるおんな【或る女】
有島武郎(ありしまたけお)の長編小説。大正8年(1919)刊。自我に目覚めた女、早月葉子(さつきようこ)が、旧弊な周囲に反抗して奔放に生き、ついに自滅する姿を描く。
いきていくわたし【生きて行く私】
宇野千代による自伝。昭和57年(1982)、「毎日新聞」に連載。昭和58年(1982)、単行本を刊行。恋多き女性としての奔放な人生を率直に描き、人気を博す。昭和59年(1984)と平成3年(19...
いん‐たい【院体】
1 中国で、宮中に置かれた画院の画風。院画体。 2 書道で、奔放なところのない役所風の書体。
かそうじんぶつ【仮装人物】
徳田秋声の小説。昭和10〜13年(1935〜1938)発表。愛人の奔放な男性関係と、そのあとを追う主人公の痴愚を虚実の間に描く。
ぐしゃのよる【愚者の夜】
青野聡の小説。放浪の末帰国した日本人男性が、結婚したオランダ人女性の奔放さに翻弄される姿を描く。昭和54年(1979)発表。同年、第81回芥川賞受賞。
飄逸
飄逸な 〔自由奔放な〕Bohemian;〔のんきな〕happy-go-lucky;〔超然とした〕detached
ひょういつな【飄逸な】
〔自由奔放な〕Bohemian;〔のんきな〕happy-go-lucky;〔超然とした〕detached
奔放
奔放な wild;〔芸術家などが伝統にとらわれない〕bohemian奔放に wildly; without inhibitions [restraint]自由奔放に振る舞うhave one's ...
ほんぽうに【奔放に】
wildly; without inhibitions [restraint]自由奔放に振る舞うhave one's (own) way/behave as one pleases自由奔放に生...
眉
an eyebrow濃いまゆをしているhave thick [bushy] eyebrowsまゆを描く[落とす]pencil [shave off] one's eyebrowsその知らせを聞く...
かって【勝手】
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
わがまま
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
きまま【気まま】
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
すき【好き】
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
しつ【質】
[共通する意味] ★生まれつきその人が備えている能力や性質。[英] makings; nature[使い方]〔質〕▽最近の大学生は質が落ちている▽蒲柳(ほりゅう)の質(=体質がひ弱いこと)〔素質...
えんぴぎょやく【鳶飛魚躍】
万物が自然の本性に従って、自由に楽しんでいることのたとえ。また、そのような天の理の作用のこと。また、君主の恩徳が広く及び、人々がその能力などによって、それぞれ所を得ているたとえ。鳶とびが空に飛び魚が淵ふちにおどる意から。▽「鳶とび飛とび魚うお躍おどる」と訓読する。
きしゅつでんにゅう【鬼出電入】
現れたり消えたりがすばやく、目にとまらないこと。また、出没が奔放自在で予測できないこと。鬼神のように足跡がなく自在で、稲妻のように速やかに出没する意から。
じゆうほんぽう【自由奔放】
他を気にかけず、自分の思うままに振る舞うさま。▽「奔放」は勢いのあるさま。転じて、周りにとらわれず、思いのままに振る舞うさま。
ふきほんぽう【不羈奔放】
何ものにも拘束されず、思いどおりに振る舞うこと。また、そのさま。▽「羈」はつなぐ意。「不羈」は束縛を受けず自由なこと。「奔放不羈ほんぽうふき」ともいう。
ほんぽうふき【奔放不羈】
⇒ ふきほんぽう(不羈奔放)
うめはら‐りゅうざぶろう【梅原竜三郎】
[1888〜1986]洋画家。京都の生まれ。浅井忠に師事、フランスに留学してルノワールに学ぶ。二科会・春陽会の創立に参加。その後、国画創作協会(のち国画会)に洋画部を創設。大和絵・琳派(りんぱ)...
おう‐たく【王鐸】
[1592〜1652]中国、明(みん)末清(しん)初の書家・画家。字(あざな)は覚斯(かくし)。明・清の2朝に仕えた。自由奔放で感情に富んだ書と、簡素で平明な山水画で知られる。
カサノバ
《Giovanni Giacomo Casanova》[1725〜1798]イタリアの文人。ヨーロッパ各地の貴族の間で漁色・冒険の生涯を送った。フランス語で書いた自伝「回想録」は風俗・文化資料...
クリスティーナ【Christina】
[1626〜1689]スウェーデン女王。在位1632〜1654。グスタフ2世の娘。デカルト、グロティウスらと交わり学芸を奨励した。退位後、各地を奔放に旅し、ローマで没。
ジャン‐パウル【Jean Paul】
[1763〜1825]ドイツの小説家。本名、ヨハン=パウル=フリードリヒ=リヒター(Johann Paul Friedrich Richter)。理性的な機知と奔放な想像力を融合させた作風により...