とく【得】
[名・形動] 1 (「徳」とも書く)利益を得ること。もうけること。有利であること。また、そのさま。「一文の—にもならない」「—な性分」⇔損。 2 成就すること。成功すること。「つつしめるは—の本...
とく【徳】
1 精神の修養によってその身に得たすぐれた品性。人徳。「—が高い」「—を修める」→徳目 2 めぐみ。恩恵。神仏などの加護。「—をさずかる」「—を施す」 3 ⇒得(とく)1 4 富。財産。「—いか...
とく【徳】
[音]トク(呉)(漢) [学習漢字]4年 1 りっぱな行いや品性。「徳育・徳義・徳行・徳望/悪徳・威徳・学徳・公徳・高徳・人徳・仁徳・道徳・背徳・美徳・不徳」 2 すぐれた人格者。「碩徳(せきと...
とく‐いく【徳育】
道徳心のある、情操豊かな人間性を養うための教育。知育や体育に対する。
とくがわ【徳川】
姓氏の一。 江戸幕府の将軍家。もと三河賀茂郡松平郷の土豪で松平氏を称したが、家康のとき徳川と改称。 [補説]「徳川」姓の人物徳川家定(とくがわいえさだ)徳川家達(とくがわいえさと)徳川家重(...
とく【徳】
1〔人の道に合っていること〕(a) virtueきわめて徳の高い人a man of exceptional virtue/an extremely virtuous man徳を修めるcultiv...
とくいく【徳育】
moral education
とくぎ【徳義】
morals; morality徳義のある人a man of unimpeachable morality [morals]徳義心a moral sense
とくせい【徳性】
moral quality; virtue徳性を養うcultivate moral character徳性の高い人々virtuous people/people of high moral ch...
とくせい【徳政】
1〔善政〕benevolent government徳政を敷くrule over the people with benevolence2〔債務の支払い免除〕a moratorium徳政令を敷く...
とくせい【徳政】
[共通する意味] ★人民を思いやるよい政治。[英] good government[使い方]〔善政〕▽善政をしく〔仁政〕▽国王となって仁政を施す〔徳政〕▽人民のために徳政を行う[使い分け] 「善...
とくぼう【徳望】
[共通する意味] ★ある人が世間から受ける非常によい評価、評判。[使い方]〔人望〕▽汚職事件で人望を失う▽人望が厚い▽人望を集める▽人望がある〔名望〕▽名望を集める▽名望を得る▽名望家〔声望〕▽...
とくり【徳利】
[共通する意味] ★酒を入れる、口が小さく、くびの細長い容器。[英] a sake bottle[使い方]〔徳利〕▽一升徳利〔銚子〕▽お銚子をつける[使い分け]【1】「徳利」は、「銚子」よりも大...
とっか【徳化】
[共通する意味] ★相手に影響を与えて変化させること。[英] enlightenment[使い方]〔教化〕スル▽非行少年を教化する▽民衆の教化に努める〔感化〕スル▽悪友に感化される▽恩師の感化を...
とくいつ【徳一】
平安初期の法相(ほっそう)宗の僧。徳溢・得一とも書いた。藤原仲麻呂の子といわれる。東大寺に住んだのち東国に移り、筑波山に中禅寺、会津に慧日寺を開いて布教。法華一乗を唱える最澄と再三にわたって論争...
とくさん‐せんかん【徳山宣鑑】
[782〜865]中国、唐代の禅僧。姓は周氏。初め律や唯識を学んだが、のち禅を学び、その修行は、徳山の棒と称されるほど厳格であった。諡号、見性禅師。→臨済の喝徳山の棒
とく‐そう【徳宗】
[742〜805]中国、唐の第9代皇帝。在位779〜805。代宗の子で、安史の乱後の財政再建のため、両税法を施行。書道に長じた。 清の光緒帝(こうしょてい)の廟号(びょうごう)。
とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】
[1863〜1957]評論家。熊本の生まれ。本名、猪一郎。蘆花の兄。同志社中退後、自由民権運動に参加。のち民友社を設立、「国民之友」「国民新聞」を発刊し、平民主義を主張。日清戦争後は政府と結び、...
とくとみ‐ろか【徳冨蘆花】
[1868〜1927]小説家。熊本の生まれ。本名、徳富健次郎。蘇峰の弟。同志社中退後、民友社の記者となり、小説「不如帰」、随筆小品集「自然と人生」を発表して作家的地位を確立。のちトルストイに心酔...