あと‐ふところ【後懐/跡懐】
実の親にかわって、養い親が子を大切に育てること。「—で生(お)ほし立てて、心の底までよくよく知って候」〈平家・四〉
うち‐ぶところ【内懐】
1 ㋐和服の襟を合わせて着たとき、肌に近い内側の懐中。⇔外懐(そとぶところ)。 ㋑洋服で、内ポケット。 2 他人には知られたくない心の中のようす。内情。内幕。「—を見透かされる」 3 相撲で、構...
うっ‐かい【鬱懐】
心配ごとなどで晴れ晴れとしない思い。「胸の裡(うち)の、寂しさとムシャクシャした—とを」〈菊池寛・俊寛〉
えい‐かい【詠懐】
心に思うことを詩歌にして表すこと。また、その詩歌。
かい【懐】
心中の思い。「—を述べる」
うちぶところ【内懐】
I⇒うちポケット(内ポケット)II〔内情〕internal [real] conditions;〔内心〕one's real intentions人の内懐に飛び込んで信頼を得る「go strai...
かんかい【感懐】
⇒かんそう(感想)旅の感懐を記したHe wrote down his impressions of the journey.
きょしんたんかい【虚心×坦懐】
虚心坦懐に 〔率直に〕frankly;〔あけすけに〕candidly;〔腹を割って〕with an open heart虚心坦懐に話し合うhave a heart-to-heart talk虚心...
じゅっかい【述懐】
述懐するrelate one's thoughts [recollections]彼は昔の幸福な生活を述懐して涙を流したHe wept as he reminisced about the ha...
ふところ【懐】
I〔胸の内側〕the bosom [búzəm]; the breast懐にしまうstow a thing away in one's inside breast pocket/put [car...
おうじょうのそかい【往生素懐】
仏教に帰依し、現世を去って極楽浄土に生まれ変わりたいという平素からの願い。▽「往生」は現世を去って、極楽浄土に生まれ変わること。「素懐」は平素からの思い・願い。
きゅうちょうにゅうかい【窮鳥入懐】
窮地に陥った人が助けを求めてくること。窮地に陥った人が助けを求めてきたら、見捨てずに救うのが人の道だということのたとえ。
きょしんたんかい【虚心坦懐】
心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること。心にわだかまりがなく、平静に事に望むこと。また、そうしたさま。▽「虚心」は心に先入観やわだかまりがなく、ありのままを素直に受け入れることのできる心の状態。「坦懐」はわだかまりがなく、さっぱりとした心。平静な心境。