あれ【阿礼】
《動詞「あ(生)る」の連用形からか》賀茂の祭のときの幣帛(へいはく)。榊(さかき)に種々の綾絹(あやぎぬ)や鈴などをつけたもの。
あんしゅ‐れい【按手礼】
キリスト教で、牧師や司祭・主教など聖職に就く者を按手によって聖別し、任命する儀式。カトリックでは叙階という。
いちじ‐さんらい【一字三礼】
写経するとき、1字を書くごとに三度礼拝すること。平安末期から鎌倉時代にかけて行われた。「法花経—に書かせ給ひて」〈増鏡・浦千鳥〉
いち‐れい【一礼】
[名](スル)一度礼をすること。ちょっと会釈すること。「—して着席する」
いっとう‐さんらい【一刀三礼】
仏像を彫刻するときに、一刻みするごとに三度礼拝すること。一刀三拝。一刻三礼。→一字三礼
いちれい【一礼】
a bow一礼する make a bow一礼して去るdepart with a bow/〔部屋から〕bow oneself out of the room
いんぎんぶれい【慇懃無礼】
いんぎん無礼な haughty under a cloak of apparent politeness彼のいんぎん無礼さは腹にすえ兼ねるI detest his insolent polite...
えいよれい【栄誉礼】
a formal salute from a guard of honor
おれい【▲御礼】
⇒れい(礼)ほんのお礼のしるしですThis is but a small token of my thanks [appreciation/gratitude].一言お礼を述べさせていただきます...
かいれい【回礼】
a round of complimentary visits ((to))年始の回礼をするmake a round of New Year calls
いちれい【一礼】
[共通する意味] ★敬意を表わす態度をとること。また、その動作。[英] a salute[使い方]〔敬礼〕スル▽国旗に敬礼する〔一礼〕スル▽一礼して部屋を出る〔答礼〕スル▽大佐は少佐に答礼した〔...
ぎれい【儀礼】
[共通する意味] ★礼儀を行う法式。礼儀作法。[英] manners[使い方]〔礼法〕▽礼法にのっとって行う〔礼式〕▽礼式にかなった動作〔儀礼〕▽儀礼どおりに事を運ぶ[使い分け]【1】「礼式」は...
けいれい【敬礼】
[共通する意味] ★敬意を表わす態度をとること。また、その動作。[英] a salute[使い方]〔敬礼〕スル▽国旗に敬礼する〔一礼〕スル▽一礼して部屋を出る〔答礼〕スル▽大佐は少佐に答礼した〔...
こんれい【婚礼】
[共通する意味] ★結婚の儀式。[英] a wedding[使い方]〔結婚式〕▽教会で結婚式を挙げる▽妹の結婚式に出席する〔婚礼〕▽婚礼の日取りが決まる▽盛大な婚礼だった〔ウエディング〕▽ウエデ...
さいけいれい【最敬礼】
[共通する意味] ★敬意を表わすため、相手に向かって頭を下げること。[英] a bow[使い方]〔お辞儀〕▽丁寧にお辞儀をする▽ぺこぺこお辞儀をする〔礼〕▽先生に会ったら礼をする▽一同、礼!〔会...
いちじさんらい【一字三礼】
敬虔けいけんな態度で写経すること。また、そのような態度で写経せよという教え。▽写経するとき、一字書写するたびに、三度仏を礼拝したことからいう。
いっとうさんらい【一刀三礼】
仏像などを彫る態度が敬虔けいけんであること。仏像を彫刻するとき、ひと彫りごとに三度礼拝する意から。▽仏教語。「一刀」はひとたび刀を入れる、「礼」は礼拝する意。写経では「一字三礼」、仏画では「一筆三礼」という。
こっきふくれい【克己復礼】
私情や私欲に打ち勝って、社会の規範や礼儀にかなった行いをすること。▽「克」は勝つ意。また、抑える、約す意。「克己」は自分の欲望や私情に勝つこと。また、わが身を慎むこと。「復」は返る意。「復礼」は礼の道に立ち返る、従うこと。「己おのれに克かちて礼れいに復ふくす」と訓読する。もと、孔子が重んじた「仁」について、弟子の顔淵がんえんに答えた語。
さんこのれい【三顧之礼】
真心から礼儀を尽くして、すぐれた人材を招くこと。また、目上の人が、ある人物を信任して手厚く迎えること。▽「顧」は訪ねる、訪れること。
さんしのれい【三枝之礼】
礼儀を尽くし、親孝行すること。親に対して、礼を重んじて接すること。
なかにし‐れい【なかにし礼】
[1938〜2020]作詞家・小説家。満州の生まれ。本名、中西礼三。シャンソンの訳詩を手がけた後、歌謡曲の作詞家となり、洗練された大人の感覚で多くのヒット曲を生む。その後小説も執筆し、自伝的な作...
ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】
天武天皇の舎人(とねり)。天武天皇の命で帝紀と先代の旧辞(きゅうじ)とを誦習し、和銅4年(711)元明天皇の命で太安万侶(おおのやすまろ)がこれを撰録して古事記が編まれた。生没年未詳。
もり‐ありのり【森有礼】
[1847〜1889]政治家。鹿児島の生まれ。明六社を創立。第一次伊藤博文内閣の文相となり、一連の学校令を公布して学制改革を行ったが、帝国憲法発布の明治22年(1889)2月11日に国粋主義者に...