あい【愛】
1 親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。また、生あるものをかわいがり大事にする気持ち。「—を注ぐ」 2 (性愛の対象として)特定の人をいとしいと思う心。互いに相手を慕う情。恋。「—が芽生える」...
アイ‐エム‐シー【IMC】
《International Music Council》国際音楽評議会。音楽の多様性の活性化や芸術に関する権利の補助を行う。1949年、ユネスコにより設立。本部はパリ。
アウトサイダー‐アート【outsider art】
主流から外れた芸術活動の総称。美術に関する教育を受けていない独学者や知的障害者などが、既成概念にとらわれず自由に表現するものをいう。デュビュッフェの提唱したアールブリュットに代表される。
アウトリーチ【outreach】
《「手を差しのべること」の意》 1 援助が必要であるにもかかわらず、自発的に申し出をしない人々に対して、公共機関などが積極的に働きかけて支援の実現をめざすこと。医療機関が、在宅の患者や要介護者を...
あかいゆり【赤い百合】
《原題、(フランス)Le Lys rouge》アナトール=フランスの長編小説。1894年刊。パリ社交界の芸術サロン主催者、カイヤベ夫人との交際体験に基づいて書かれた作品。
相容れない
〔一致しない〕be incompatible ((with));〔調和しない〕be out of harmony ((with));〔反する〕be counter ((to));〔かち合う〕cl...
一派
1〔学問・芸術などの流派〕a school;〔宗派〕a sect彼は若くして一派を成したWhile still young, he established a school of his own...
一端
⇒いちにんまえ(一人前)2,ひとなみ(人並み),ひとかど(一廉)あの子でもいっぱし役に立つThat child is up to the job.あの男はいっぱしきいたふうな口をきくHe spe...
後ろ楯
〔後援〕backing, support;〔後援者〕a backer, a supporter, a patron(▼特に芸術家などの金銭的な後援をする人)友人が大勢彼の後ろだてになってくれたM...
打ち破る
I〔打ちこわす〕break (down)暴徒が扉を打ち破ってなだれ込んだThe mob broke [battered] down the door and came rushing in.II...
げいじゅつ【芸術】
[意味] 鑑賞の対象となるものを人為的に創造する技術、および、その作品。空間芸術(建築、工芸、絵画)、時間芸術(音楽、文芸)、総合芸術(オペラ、舞踊、演劇、映画)など。[英] art[使い方]〔...
ぶんげい【文芸】
[共通する意味] ★詩、和歌、小説などの、言葉を表現手段とした芸術。[英] literature[使い方]〔文芸〕▽近世の文芸を研究している▽文芸雑誌▽大衆文芸▽口承文芸〔文学〕▽九十年代の文学...
ぶんがく【文学】
[共通する意味] ★詩、和歌、小説などの、言葉を表現手段とした芸術。[英] literature[使い方]〔文芸〕▽近世の文芸を研究している▽文芸雑誌▽大衆文芸▽口承文芸〔文学〕▽九十年代の文学...
そうぞう【創造】
[共通する意味] ★新しいものを作り出すこと。[英] creation[使い方]〔創造〕スル▽新しい芸術の創造▽創造性▽天地創造〔創出〕スル▽新しい文化の創出〔創製〕スル▽明治初期創製の銘菓〔独...
きょしょう【巨匠】
[共通する意味] ★技芸、学術、芸術などの分野で、特にすぐれ、認められている人。[英] great master[使い分け]【1】「巨匠」は、主として芸術的分野で、ある時代を代表すると目されるよ...
かんじょういにゅう【感情移入】
自然の風物や芸術作品に対して自分の感情を投射し、それと一体になること。一九世紀末にリップスらが提唱した美学における根本概念。転じて、一般に感情や思い入れなどを対象物に投影する意でも用いる。
きいんせいどう【気韻生動】
芸術作品に気高い風格や気品が生き生きと表現されていること。また、絵画や他の芸術作品などに、生き生きとした生命感や迫力があり、情趣にあふれていること。▽「気韻」は書画など芸術作品にある気高い趣。気品。「生動」は生き生きとしているさま。また、生き生きとして真に迫ること。中国六朝りくちょう時代、南斉なんせいの人物画の名手謝赫しゃかくが、『古画品録』の中で画の六法の第一に挙げたのに始まるといわれる。
きょじつひまく【虚実皮膜】
芸は実と虚の境の微妙なところにあること。事実と虚構との微妙な境界に芸術の真実があるとする論。江戸時代、近松門左衛門ちかまつもんざえもんが唱えたとされる芸術論。▽「虚実」はうそとまこと。虚構と事実。「皮膜」は皮膚と粘膜。転じて、区別できないほどの微妙な違いのたとえ。「膜」は「にく」とも読む。
しんいんひょうびょう【神韻縹渺】
芸術作品などがもっている、表現しがたいきわめてすぐれた奥深い趣。▽「神韻」は詩文などのきわめてすぐれた趣。「縹渺」はかすかではっきりしない様子、ほのかに見えるさま。「渺」は「緲」「眇」とも書く。
せんこふま【千古不磨】
遠い昔からずっと何も変わっていないこと。特に、文化的な伝統や芸術品などに対して用いられる。
あおき‐しげる【青木繁】
[1882〜1911]洋画家。久留米の生まれ。西欧世紀末芸術の影響を受けて伝説・神話に取材した作品が多い。放浪のうちに夭折。「海の幸」「わだつみのいろこの宮」などの作がある。
あおの‐そう【青野聡】
[1943〜 ]小説家。東京の生まれ。青野季吉(すえきち)の三男。早稲田大学中退後渡欧、各国を放浪する。「愚者の夜」で芥川賞受賞。「人間のいとなみ」で芸術選奨。他に「母よ」「女からの声」など。
あかせがわ‐げんぺい【赤瀬川原平】
[1937〜2014]美術家・小説家。神奈川の生まれ。本名、克彦。千円札を模した作品を制作・発表し、通貨及証券模造取締法違反に問われ有罪となる。「朝日ジャーナル」「ガロ」誌などにイラストを連載。...
あがわ‐ひろゆき【阿川弘之】
[1920〜2015]小説家。広島の生まれ。戦後、志賀直哉に師事。海軍予備学生の体験や広島を描いた作品が多い。「春の城」で昭和27年度(1952)読売文学賞受賞。他に「雲の墓標」「暗い波濤(はと...
あきた‐うじゃく【秋田雨雀】
[1883〜1962]劇作家・児童文学者。青森の生まれ。本名、徳三。島村抱月の門下。のちプロレタリア芸術運動に参加。戯曲「埋れた春」「国境の夜」など。