あいおいじし【相生獅子】
長唄。7世杵屋喜三郎作曲。作詞者未詳。本名題、風流相生獅子。享保19年(1734)江戸中村座初演。現存する石橋物(しゃっきょうもの)で最古のもの。
あだ‐びと【徒人】
1 浮気者。移り気な人。「この君もいとものうくして、すきがましき—なり」〈源・帚木〉 2 風流を解する人。「—と樽を棺(ひつぎ)に呑(のみ)ほさん/重五」〈冬の日〉
いさ・む【勇む】
[動マ五(四)]心が奮いたつ。勇気が沸き起こる。はりきる。「—・んで試合に臨む」「喜び—・む」 [動マ下二] 1 励ます。元気づける。「(延寿・大炊ガ)あまりに怯(おく)れたれば、—・むるな...
いちむあんふうりゅうき【一夢庵風流記】
隆慶一郎による長編の歴史小説。剛勇の武士にして風流人でもあった戦国時代末期の傾奇者(かぶきもの)前田慶次郎の生き様を描く。「週刊読売」誌に連載ののち、平成元年(1989)に刊行。第2回柴田錬三郎...
いろ‐ごのみ【色好み】
1 情事を好むこと。また、その人。好色漢。 2 恋愛の情趣をよく解すること。また、その人。「—といはるるかぎり、五人」〈竹取〉 3 風流・風雅な方面に関心や理解があること。また、その人。「かの賢...
解する
⇒りかい(理解),かいしゃく(解釈)どういう考えなのか彼の真意を解せないI cannot understand [make out] what he has in mind.彼の沈黙を同意と解し...
好事家
〔芸術など,風流なことを好む人〕a dilettante ((複 -ti, ~s));〔物好き〕a person of unusual tastes好事家向きのつぼだOnly people of...
粋
1〔優れたもの〕先端科学技術の粋を集めるgather the best that advanced modern technology has to offer彼の作品は日本の民芸の粋を表してい...
粋人
1〔風流を好む人〕a person with refined [cultivated] tastes2〔物分かりのよい人〕an understanding person3〔遊び人〕a man a...
茶人
1〔茶道に通じた人〕a master of (the) tea ceremony; an expert in (the) tea ceremony2〔風流人〕a person of refine...
すいじん【粋人】
[共通する意味] ★風流、風雅を好む人。[英] a man of taste[使い方]〔粋人〕▽いかにも粋人らしい酒席の趣向▽粋人ぶる〔風流人〕▽超俗の風流人▽詩歌を好む風流人[使い分け]【1】...
ふうりゅうじん【風流人】
[共通する意味] ★風流、風雅を好む人。[英] a man of taste[使い方]〔粋人〕▽いかにも粋人らしい酒席の趣向▽粋人ぶる〔風流人〕▽超俗の風流人▽詩歌を好む風流人[使い分け]【1】...
ふうりゅう【風流】
[共通する意味] ★上品で優美なおもむきのあるさま。[英] elegance[使い方]〔風流〕(名・形動)▽風流な庭▽風流を解す〔風雅〕(名・形動)▽風雅な茶室▽風雅を解する[使い分け]【1】「...
ふうが【風雅】
[共通する意味] ★上品で優美なおもむきのあるさま。[英] elegance[使い方]〔風流〕(名・形動)▽風流な庭▽風流を解す〔風雅〕(名・形動)▽風雅な茶室▽風雅を解する[使い分け]【1】「...
やぼ【野暮】
[共通する意味] ★言動や身なり、また、趣味などが洗練されていないさま。[英] naïve[使い方]〔野暮〕(名・形動)▽やぼな身なり▽やぼな男〔野暮ったい〕(形)▽野暮ったい服▽野暮ったい暮ら...
いっかんふうげつ【一竿風月】
釣り竿を手に、風流を楽しむ意から、俗事を離れ自然に親しみ悠々自適の生活をおくることのたとえ。
いっしょういちえい【一觴一詠】
酒を飲みながら詩を歌って、風流に楽しむこと。ひとさかずきの酒を飲み、一つの詩を歌う意から。▽「觴」はさかずき。「詠」は詩を作ること、詩を歌うこと。「一詠一觴いちえいいっしょう」ともいう。
かちょうふうげつ【花鳥風月】
自然の美しい景色。また、自然の風物を題材とした詩歌や絵画などをたしなむ風流にもいう。
きょくすいりゅうしょう【曲水流觴】
屈曲した小川の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎてしまわないうちに詩歌を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。もと陰暦三月三日(また、上巳じょうしの日)に行われた風習。▽「曲水」は曲折した小川の流れ。「觴」は杯の意。中国晋しん代、王羲之おうぎしが、会稽かいけいの蘭亭らんていで文人を集めて催したものが有名。「流觴曲水りゅうしょうきょくすい」ともいう。
しぼくかくけい【子墨客卿】
文人や詩文に慣れ親しんだ風流人のこと。また、人から来た手紙一般をいう。
おだ‐うらく【織田有楽】
[1547〜1622]安土桃山・江戸初期の武将。信秀の子。信長の弟。名は長益。兄の死後、一時は豊臣秀吉と対立したが、のち秀吉に仕え、大坂夏の陣の直前、京都に隠棲して風流を友とした。利休高弟七人の...
かわぐち‐まつたろう【川口松太郎】
[1899〜1985]小説家・劇作家。東京の生まれ。「鶴八鶴次郎」「風流深川唄」「明治一代女」で第1回直木賞受賞。映画・演劇界でも活躍。小説「新吾十番勝負」「愛染かつら」など。
こうだ‐ろはん【幸田露伴】
[1867〜1947]小説家・随筆家・考証家。東京の生まれ。本名、成行(しげゆき)。別号、蝸牛庵(かぎゅうあん)など。明治22年(1889)「露団々」「風流仏」で名声を確立。尾崎紅葉と並ぶ作家と...
たかはま‐きょし【高浜虚子】
[1874〜1959]俳人・小説家。愛媛の生まれ。本名、清(きよし)。正岡子規に師事。俳誌「ホトトギス」を継承して主宰、多くの門下を育てた。句風は客観写生・花鳥諷詠に立ち、平明で余情が深い。文...
ひらが‐げんない【平賀源内】
[1728〜1780]江戸中期の本草学者・戯作者。讃岐(さぬき)の人。名は国倫(くにとも)。字(あざな)は子彝(しい)。号、鳩渓。他に福内鬼外(ふくちきがい)・風来山人・森羅万象などと称した。...