あい‐の‐かぜ【あいの風】
日本海沿岸で、沖から吹く夏のそよ風。あい。あゆ。あえのかぜ。《季 夏》
あいのふうど【愛の風土】
《原題、(フランス)Climats》モーロアによる心理小説。1928年刊。
あおち‐かぜ【煽ち風】
吹きあおる風。「蚊帳(かや)打ちあくる—」〈浄・薩摩歌〉
あおり‐かぜ【煽り風】
津波の到達直前に吹く突風。家屋が倒壊したり、自動車が横転したりするほどの強風になることもある。
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】
江戸後期の地誌。2巻。工藤平助著。天明元〜3年(1781〜1783)成立。赤蝦夷はカムチャツカのこと。日本における最初のロシア研究書。上巻でロシアとの通商・蝦夷地開発を説く。下巻はロシアの地誌。
ふうぼう【風貌】
[共通する意味] ★顔立ちと体つき。姿や顔かたちの様子。[英] figure[使い方]〔容姿〕▽容姿の整った人▽容姿端麗〔姿形〕▽姿形の良し悪(あ)しは問題外だ▽姿形は変わっていても彼に相違ない...
さっぷうけい【殺風景】
[共通する意味] ★荒れ果てた感じで、気持ちの安らぐものがないさま。[英] desolateness[使い方]〔荒涼〕(形動(たる・と))▽荒涼たる原野▽荒涼とした廃墟(はいきょ)▽心中が荒涼と...
かふう【家風】
[共通する意味] ★特色となる伝統的な気質。[使い方]〔家風〕▽大店(おおだな)の家風▽わが家の家風に合わない〔気風〕▽自由な気風の土地▽悪い気風に染まる▽バンカラな気風[使い分け]【1】「家風...
きふう【気風】
[共通する意味] ★特色となる伝統的な気質。[使い方]〔家風〕▽大店(おおだな)の家風▽わが家の家風に合わない〔気風〕▽自由な気風の土地▽悪い気風に染まる▽バンカラな気風[使い分け]【1】「家風...
ようふう【洋風】
[共通する意味] ★ヨーロッパ風であること。[英] westernization[使い方]〔洋風〕(名・形動)▽洋風な暮らし▽洋風の建築〔欧風〕▽彼女の考え方はかなり欧風だ▽欧風建築〔欧化〕スル...
いちろじゅんぷう【一路順風】
船が追い風に帆をあげてひたすら進むようにという意で、道中の無事を祈って旅立つ人にかけることば。また、物事が順調に運ぶさま。
ふうさんろしゅく【風餐露宿】
風にさらされて食事をし、露に濡ぬれて野宿すること。転じて、旅の苦労、野宿の苦しみのたとえ。▽「餐」は飲食することで、「風餐」は風に吹きさらされて食事をすること。「露宿」は露に濡れながら寝ること。野外の仕事の苦しみのたとえとしても用いる。
ふうせいかくれい【風声鶴唳】
おじけづいて、わずかなことにも恐れおののくことのたとえ。▽「風声」は風の音。「鶴唳」はつるの鳴き声。わずかな物音にもおびえるたとえ。「鶴唳風声かくれいふうせい」ともいう。
ふうぜんのともしび【風前之灯】
身の危険が眼前に迫って、落命の危機にさらされているたとえ。また、人の命や物事のはかないことのたとえ。
ふうぞくかいらん【風俗壊乱】
社会のよい風俗や習慣を破壊し混乱させること。また、そういう状態になること。▽「壊乱」はこわれ乱れること。「壊」は「潰」とも書く。
おおよど‐みちかぜ【大淀三千風】
[1639〜1707]江戸前期の俳人。伊勢の人。本名、三井友翰(ゆうかん)。仙台に住んでのち、全国を遊歴。大磯で鴫立庵を再興した。著「日本行脚文集」「松島眺望集」など。
にしざわ‐いっぷう【西沢一風】
[1665〜1731]江戸中期の浮世草子・浄瑠璃作者。大坂の人。名は義教。西鶴以後の代表的浮世草子作者。また、正本(しょうほん)屋を営みながら、豊竹座で浄瑠璃を執筆。浮世草子「御前義経記」、浄瑠...
フー‐フォン【胡風】
⇒こふう(胡風)
みき‐ろふう【三木露風】
[1889〜1964]詩人。兵庫の生まれ。本名、操。相馬御風・野口雨情らと早稲田詩社を結成。詩集「廃園」によって認められ、象徴派詩人として北原白秋とともに一時代を画した。他に「寂しき曙」「白き手...
みちかぜ【三千風】
⇒大淀三千風(おおよどみちかぜ)