たち【立ち】
[名] 1 立つこと。また、立っていること。「お—の方は速やかに御着席下さい」 2 旅立つこと。旅に出ること。出発。→御立(おた)ち「だから松野さんが—を延ばしなすったのです」〈木下尚江・良人...
たち【質】
1 生まれつきもっている性質や体質。資質。「辛抱強い—だ」「日焼けしやすい—」 2 物事の性質。「いたずらにしては—が悪い」
たち【館】
1 国司・郡司などの官舎。「甲斐国に—の侍なりけるものの、夕ぐれに—をいでて」〈宇治拾遺・三〉 2 貴人の邸宅。やかた。「ほととぎす—を通してといふ許になくときくにも」〈かげろふ・下〉 3 貴人...
たち【太刀/大刀】
《「断ち」の意》 1 長大な刀剣の総称。短小の「かたな」に対していう。 2 刃を下に向けて腰につり下げる長大な刀剣。刃を上に向けて帯にさす「かたな」に対していう。 [補説]本来は平安中期ごろまで...
た‐ち【多知/多智】
知恵の多いこと。「たとひ—禅定有りとも淫をたたずば」〈貞享版沙石集・四〉
たち【太刀】
a sword ⇒かたな(刀),とうけん(刀剣)相手の肩に一太刀浴びせたHe slashed his opponent across the shoulder.太刀先the point of a...
たち【▲質】
1〔性質〕one's nature;〔気質〕a disposition, a temperamentたちのよいgood-naturedたちの悪いill-natured/wicked/viciou...
たちあい【立ち会い】
1〔同席,出席〕presence;〔監査・税務調査の〕observation立ち会いを求めるask for a person's presence ((at))遺言状は遺族全員立ち会いのもとに開...
たちあい【立ち合い】
〔相撲の〕the initial charge (in a sumo bout)立ち合いでat the jump-off
たちあう【立ち会う】
〔出席する〕attend, be present ((at));〔証人として〕witness, be (a) witness ((to))私もオブザーバーとして会見に立ち会ったI was als...
たち
[共通する意味] ★行為、行動についての、持って生まれた性質。[英] one's nature[使い方]〔性分〕▽いつも片付いていないと気の済まない性分▽うそがつけない損な性分だ〔性〕▽彼とは性...
たち【達】
[共通する意味] ★複数の人を表わす語。[使い方]〔方〕(接尾)▽皆様方の御多幸をお祈りします▽先生方にはこの三年間たいへんお世話になりました▽ご婦人方〔達〕(接尾)▽君たちに話がある▽男たちが...
たちいふるまい【立ち居振る舞い】
[共通する意味] ★日常の動作における身のこなし。[使い方]〔立ち居振る舞い〕▽立ち居振る舞いに気をつける▽足をけがしたので立ち居振る舞いが不自由だ〔立ち振る舞い〕▽立ち振る舞いに気をつける〔起...
たちいる【立ち入る】
[共通する意味] ★強引に中に入り込む。[英] to break(into)[使い方]〔踏み込む〕(マ五)▽警官が踏み込んで犯人を逮捕する〔乗り込む〕(マ五)▽敵陣にひとりで乗り込んでいく▽社長...
たちがれ【立ち枯れ】
[共通する意味] ★植物が生気を失い枯れること。[英] withering[使い方]〔草枯れ〕▽草枯れの季節▽野原は一面の草枯れだった〔冬枯れ〕▽冬枯れの草原▽冬枯れの木々〔霜枯れ〕▽霜枯れのト...
たちはら‐きょうしょ【立原杏所】
[1786〜1840]江戸後期の文人画家。水戸の人。翠軒の長男。名は任。字(あざな)は子遠。別号、東軒など。谷文晁(たにぶんちょう)に学び、中国明・清代の絵を研究。
たちはら‐すいけん【立原翠軒】
[1744〜1823]江戸後期の儒学者。水戸藩士。名は万。字(あざな)は伯時。別号、東里。徂徠学と折衷学を学び、彰考館総裁となった。「大日本史」の校訂に努め、水戸藩政にも尽力。著「海防集説」「西...
たちはら‐まさあき【立原正秋】
[1926〜1980]小説家。朝鮮の生まれ。能に深く傾倒し、独特な美意識と叙情性にあふれた作風で人気を集め、多くのベストセラーを生み出した。「白い罌粟(けし)」で直木賞受賞。他に「薪能(たきぎの...
たちはら‐みちぞう【立原道造】
[1914〜1939]詩人。東京の生まれ。堀辰雄・室生犀星(むろうさいせい)に師事。リルケを好み、「四季」の同人として音楽的な叙情詩を発表した。詩集「萱草(わすれぐさ)に寄す」「暁と夕の詩」など。
たちばな‐あけみ【橘曙覧】
[1812〜1868]江戸末期の歌人・国学者。越前の人。姓は井手とも。号、志濃夫廼舎(しのぶのや)。田中大秀に国学を学び、「独楽吟(どくらくぎん)」など清新で自由な歌風を生んだ。家集「志濃夫廼舎...